キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

Ola! ポルトガル-ポルト アズレージョ

2019-09-04 11:06:05 | 旅行
         

         コインブラからポルトへ列車で移動することにしました。コインブラ駅はポ

         ルトガル第三の都市の中央駅というには、かなりローカルな味わいの駅です。

         列車には御多分に漏れずカラフルな落書きが。ここまでくると落書きの域を

         超えている?

         

         途中で急行列車に乗り換え損ねたため、鈍行でのんびり行くことに。途

         中の駅は殆ど無人駅のよう。味も素っ気もなし。でも落書きはいっぱい。

         

         

         着いたポルト駅は素敵な駅でした。ホールの壁一面にアズレージョの装飾。

         ポルトの歴史が描かれています。アズレージョというのはアラブ語のモザイ

         ク片という言葉に由来するそうです。白いタイルに青い装飾のものが多く、

         ポルトガル中で見られますが、ポルトには特に多いように感じました。

         

         

         

         サント・イルデフォンソ教会。有名なアズレージョ作家の作品だそうです。

         

         市電にもアズレージョが。

         

         でもね、ちょっと下町に行くと、こんな光景がずらり。洗濯物を家の外に

         ぶら下げるのは、ヨーロッパでもラテン系の国の特徴?親近感がわきます。
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Ola! ポルトガル--コインブラ

2019-09-01 17:00:46 | 旅行
         

         リスボンからコインブラへバスで移動することにしました。大きな

         バス・ターミナルから3時間。切符を買ったときに、11番から出ると

         言われただけで、一切なんのアナウンスもなし。11番と書かれた場

         所で待っていると、これがそうじゃなくて、出発直前に11番と電光

         表示が出た4番乗り場から乗ることに。危ない所。これが旅の醍醐味?

         人のよさそうな女性の横の席だったのですが、全く言葉が通じない。

         乗り合わせたのは殆ど、首都に買い物に来た地元の人だったよう。

         

         リスボンで泊まったクラシックなホテルは、古いエレベーターに乗る

         たびに不気味な音がして、ボタンを押してもいない階でドアが開いた

         りしましたが、コインプラのホテルは打って変わってモダンでした。

         まあ味わいがないともいえるけれど、新しいとやはり気持ちがいい。

         

         

         ここの窓からの眺めも素晴らしかった。丘の上の世界遺産、コインブラ

         大学が見えました。

           

         5月8日広場にあるサンタ・クルス修道院。1131年創建の古い美しい建物です。

         

         

         

         コインブラはポルトガル第三の都市ということですが、丘の下の

         方はかなりさびれた印象。廃墟のような通りや、空き家が目立ち

         ました。大学が夏休みだったからかもしれません。でもきれいな

         町です。落書きもしゃれています。

         

         翌日は朝から、丘の上と下を巡回するバスでコインブラ大学を見学に
        
         でかけたのですが、なにせ、降車ボタンもないので、もたもたしてい

         るうちに一回りして元のところに帰ってきてしまいました。仕方がな

         いので、そのまま乗っているとさすがに今度は運転手も気づいて「こ

         こで降りろよ」と合図してくれました。このままずっと乗ってぐるぐ

         る回られたら大変だと思ったのでしょうね。

         

         1308年創設のコインブラ大学の旧大学。すばらしい建物です。今では

         学生の数は大分減っているそうですが、今も機能しているようです。

         でも、これだけ観光客が来ると落ち着かないでしょうね。伝統の黒い

         マントをつけて、ボールペンなんかを売りつける商売をしている学生

         もいましたが。

         

         

         クリーム色の壁に、赤を基調に色の混じった屋根がきれいです。構内

         に有名な18世紀創建の壮麗なジョアニア図書館があるのですが、残念、

         その日の内にポルトへ移動するため時間切れで立ち寄れませんでした。
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Ola! ポルトガル-リスボン3

2019-08-31 10:55:11 | 旅行
         

         宿泊したホテルのあるバイシャ地域から、サンタ・ジュスタのエレ

         ベーターで45メートル登るとパイロ・アルトという高台に出ます。

         

         エレベーターの着いた所が展望台になっていて、良い眺めです。

         

         少し行くと1389年創建というカルモ教会に出ます。18世紀の

         大地震で一部倒壊したままの姿が印象的です。


         

         今は考古学博物館として利用されているようです。

        

        

        その横に小さな軍隊の博物館のようなものがあり、玄関のそばに

        衛兵が立ち、交代式のようなことをしていました。リスボンカー

        ドで、入ってみたら、展示は大したことがなかったのですが、受

        付のおじさんたちがやたら親日的で、日本を誉めまくってくれて

        いい気持ちでした。

        

        夕方きれいな家々の立ち並ぶ坂道を歩いていると、

        

        ポルトガルの民謡ファドのレストランがありました。昔アマリア・

        ロドリゲスをよく聴いていたこともあって、一度はファドを聴きた

        いと思っていたので、ちょっと強引な客引きおばさんに引きずられ

        るように店内へ。当たりだったみたい。

          

        ふくよかな胸のポルトガル美人と渋い中年おじさんの歌手の歌声に

        聴きほれました。思っていたほど哀愁を帯びていなくて、ポップな

        感じでした。ファドにも流行りがあるのでしょうか。
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Ola! ポルトガル--リスボン2

2019-08-30 17:08:29 | 旅行
      

      ホテルのあるロシオ広場からなだらかな坂道の繁華な通りを下りていく

      と、テージョ川沿いのとても広いコメルシオ広場に出ます。18世紀に宮

      殿があったので宮殿広場とも。観光客で大賑わいです。

      

      テージョ川は川とはいえ、この辺はついそこが大西洋。その河口なので、

      海のよう。しかも青い青い空の色にも負けない紺碧の海。いかにも南欧

      らしい陽光があふれています。ここからバスに乗って、西のベレン地区

      へ行きました。バスも超満員。夏休みシーズンですからね。でも、運転

      手のおばちゃんが強い。座っている若者を有無を言わさず立たせ、年配

      者を座らせてくれます。どの乗り物でもそうでした。ありがたかった!

      

      ついてすぐリスボンカードというのを買いました。3日券で40ユーロ。

      これが優れモノ。電車、市電、バス、ケーブルカー、エレベーターは

      もちろん、美術館博物館の類の入館にも使えます。もちろんジェロニ

      モス修道院にも。チケットを買う人々を横目に別の入り口からスイス

      イ入れました。リスボンへ行く人はぜひご利用を。

      

      ベレンには名所が色々ありますが、何といっても圧巻はジェロニモス修

      道院。壮大な白亜の建物が青い空に映えて美しい。御馴染みヴァスコ・

      ダ・ガマとエンリケ航海王子の偉業をたたえて、16世紀初めから1世紀

      かけて作られたのだそうです。

      

      

      

      

      

      

      

      大航海時代の栄華画を彷彿とさせます。ポルトガル海洋王国の記念碑。

      

      家族で旅行している人が多くいました。みんな屈託なく楽しそう。

      アジア人はあまりいません。日本人も以前より少なくなったよう。

      韓国の人はわりといるようで、歩くたびにコレアンかと言われて

      ちょっと閉口しました。

      

      ジェロニモス修道院のすぐそばに、パルティス・デ・ベレンというお菓子屋

      さんがあります。渋谷のタピオカ屋さん顔負けの大行列。ポルトガルでもっ

      ともポピュラーなパステル・デ・ナタというエッグタルトのお店です。昔

      ジェロニモス修道院の尼さんたちが考案したレシピを守っているそうです。

      でもこのナタ、ちょっとしたカフェでもどこでも食べられます。おいしい。

      
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Ola! ポルトガル--リスボン1

2019-08-29 11:51:59 | 旅行
          

          脚と首に不安を抱えながら、ポルトガル旅行に出発。覚悟していたこと

          ながら、乗り継ぎ地のフランクフルトまで遠い遠い!やはり両足がつり

          痛い。何とかリスボンに到着。ホテルの場所が分からず、夜中にうろう

          ろ。でも朝起きて窓の外を見ると、絶景!

          

          

          青い青い空に、赤い屋根白い壁の家々。その向こうに、カエサルの時代、

          ローマ人によって建設されたというサン・ジョルジェ城が見晴らせます。

          ポルトガルの八月はほとんど雨が降らないということで、連日快晴。日

          本の蒸し暑さとは大違い、日差しは強いけれど、からっとして爽やか。

              

          市の中心にあるロシオ広場横の立地の良いホテルの近くをうろつくと、さっ

          そく色々面白いものに出会いました。これはサンタ・ジュスタのエレベータ

          ー。エッフェルの弟子が二十世紀初頭に作ったんですって。なにしろ坂だら

          けの町なので、市電やバスはもちろん、ケーブルカーやら何やら丘に登る手

          段は必須です。レトロで味はあるのですが、運転方法が極めて非効率的。

          係のおじさんが、鍵を開け、運賃を受け取って人を乗せ、鍵を閉めて動かし

          ます。なぜか一度に少ししか乗せない。観光シーズンということもあって

          長蛇の待ち行列。これがポルトガル流?

          

          

          どこへ行っても落書きだらけ。その辺の壁や電車の車体や窓にも。ちょっと

          前にありましたね、日本で外人が電車にスプレーで落書きしてけしからんっ

          て。ここじゃ、それのどこが悪いの?って感じ。

          

          リスボン名物レトロな市電で街巡り。狭い道を家の壁すれすれに登ると、

          

          

          カテドラルがあります。十二世紀初め、リスボンをイスラム教徒から

          奪還し、モスク跡に建てた堅固な要塞のような建物で、十七世紀の大

          地震でも崩れなかったとか。簡素ながら美しい大聖堂です。

          

          カテドラルから少し上るとポルタス・ド・ソル広場という見晴らしの

          良い展望所にでます。

          

          

          いかにも南国らしい陽光にあふれた風景が見渡せます。

          

          市電のおもちゃを適当に並べて売っています。

          

          丘を下った商店街で、面白いお店がありました。ちょっと見、ゲーム

          センターかと思ったら。これが何と鰯の缶詰屋さん。

              

          

          ポルトガル名物の鰯の缶詰に年号を書いたラベルを張って売っています。

          ずらっと並んでいるのは壮観。中身は同じでしょうが、これで普通に買

          う三倍くらいの値段です。付加価値というやつ?なかなかのアイデア。       
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マスジット・ジャメ

2019-08-17 10:24:48 | 旅行
           

           

           

                      

           イギリスからの独立を記念したムルデカ・スクエアを通り、1897年完成の

           美しい旧連邦事務局ビル、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル沿いに、

           歴史の香り豊かな道を行くと、クアラルンプールで最も古いモスク、マス

           ジット・ジャメに着きます。

           

           ムーア様式のタマネギ型の屋根の曲線の美しい建物です。だいたい、イス

           ラム教のモスクに行ったことがなかったので、余計インパクト大でした。

           

           

           女性には体全体を覆うフード付きのローブが貸し出されます。杖を突き

           ローブを着た私の後ろ姿はまるで湯ばーばだと娘が笑いました。まさに!

           

           涼しい大理石の礼拝所では、男たちがゴロゴロ昼寝。知らないで、うっ

           かりそこへ上がり、血相を変えた係の女性に「そこは女はダメ!」と追

           い出されました。

           

              

           その横の礼拝所は男女どちらも入れました。窓が美しい。

           

              

           美しくも神聖な雰囲気でした。でも、なんであんなに男女を分けたがるのか
        
           異教徒の私には、やっぱり理解できない。          
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クアラルンプールで食べた!3 牛肉麺

2019-08-14 09:30:14 | 旅行
            

            帰国の日、食べ物に心残りのないよう、再びチャイナタウンへ。

            麗豊牛肉麺というお店を探したのですが、なかなか見つからず。

            ドリアンを売っていた若者に訊くと、でたらめを教えられたら

            しく、余計分からなくなり、ぼおっと立っていると、ちっちゃ

            いおじさんが、その店は知らんが、同じようにおいしいとこな

            ら、ここにあるぞと、教えてくれたのが目の前の店。

            

            おお、良いじゃないかと入ったお店は正解!ここも、お世辞にも

            清潔とは言いがたいありさまだけれど。地べたに置いた大きな寸

            胴から、こぼしながら鉢に汁を入れる。煮締めたような布巾でテ

            -ブルを拭く。しかもテーブルにひびが入っていて、鉢が傾く。

           

           でも、おいしい。

           

           

           

           台湾でも牛肉麺を食べたけれど、私の口にはこっちの方が合いました。

           麺は黄色い卵麺、白いつるっとした細い麺、きしめんみたいに平べっ
       
           たい白い麺から選べます。麺の種類でスープの味も少しずつちがうよ

           うな。卵麺が良かったかな。

              


             さあ、これで心置きなく帰国。空港でカラマンシー〈スダチによく似

             た緑の可愛い柑橘)入りスプライトを飲んで仕上げ。さわやかでした。
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クアラルンプールで食べた!1 新峯骨肉茶

2019-08-12 09:30:09 | 旅行
           

        ほとんど予備知識のないまま、マレーシアのクアラルンプールに

        やってきました。恐ろしく高層ビルの多い大都市です。400メートル

        程もあるタワーやビルが林立しています。ここは一番の庶民的繁華

        街ブキッビンタン。

        ところが、そのすぐそばにほとんど廃墟のような古い建物がひしめ
       
        き合うように立っているんです。そんな極端な貧富のはざまのよう

        な通りにこそ、おいしい地元料理の店があるようです。

        

        

        ここ「新峰肉骨茶」もそんな名店の一つ。肉骨茶とはおどろおどろ

        しい名前ですが、カタカナで書くとバクテー、軟らかく煮た骨付き

        豚肉の事で、それがそのままお店の名前になっています。

        

        お世辞にも清潔とは言えない店内ですが、誰もそんなこと気にもし

        ていない。ここで、到着後最初の朝ご飯を食べました。食べ始めた

        ころからスコールがやってきて、ビニールのひさしにあたる雨音で

        話し声も聞こえないくらい。この時期は乾季のようですが、それで

        も天気はころころ変わるようです。

        

        バクテーとチャーハンと豆腐を食べました。

        

        朝食の定番(朝からお肉!)だというバクテー、様々な香辛料が使

        れているようで、なかなか複雑なお味でしたが、おいしかった。

        

        テーブルの上に様々な薬味が置いてあり、どうやって使うのかうろ

        うろしていたら、店員のおばさんが混ぜ合わせてくれました。真っ

        赤な唐辛子入りで強烈に辛いけれどすこぶるおいしい!おばさん、

        ちょっと見怖いような真顔で、だけどとても親切に応対してくれま

        した、これこの町の人の特徴のよう。親切だけど、顔は真顔。

        ともかくも、クアラルンプール初回の食事は大成功。

        

          
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祖谷渓

2019-07-11 11:30:19 | 旅行
         

         祖谷は吉野川の支流祖谷川辺りの山深い地域です。大歩危・小歩危
         
         など一歩踏み間違えれば川底へというような難所だらけ、かつては

         日本三大秘境の一つだったそう。平家の残党が隠れ住んだのもなる

         ほどと思われる秘境感がありますが、今は道もでき、観光地化して

         います。でも、訪れた日は前日に雨が降り、川の水かさが増してな

         かなかの迫力でした。

         

         極めつけはかずら橋。猿梨という植物のつるでできたつり橋です。

         

         

         これは恐い!足元がスケスケで、はるか下の川底が見え、足が竦み
        
         ます。連れて行った犬の冬君は、最初の二、三歩頑張ったのですが、

         四本とも足を橋げた(というより、棒状のかずら)に突っ込んでし

         まい、夫が高所恐怖症も何の、決死の覚悟で抱いて渡り切りました。

         今では観光に行ってキャアキャア面白怖がっていますが、昔は、こ

         んな橋を日常渡って生活していたのですね。

         

         

         祖谷渓の断崖絶壁に小便小僧の像があります。覗くと、二百メート

         ルしたに谷底が。ゾクゾクっとします。何でこんなところで?ここ

         の道を作った作業員や旅人が、度胸試しにおしっこをした(ほんと

         に?)のが由来で、この地の出身の彫刻家が作ったのだそうです。

            

         山深い祖谷の断崖の上で、谷底を覗きながら昼も夜もおしっこを

         している。こっけいなような、あわれなような、こわいような、

         でも何故か美しい光景でした。
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徳島--四国お遍路起点の三寺と第九の里を巡る

2019-07-10 11:00:06 | 旅行
         

         雨の四国徳島に着き、弘法大師が巡られたという八十八か所の霊場

         を巡るお遍路の出発点、霊山寺にまずお参りしました。四国四県全

         部巡ると千五百キロにもなるそうです。雨に濡れながら歩いて回っ

         ている人にも出会いました。途方もない苦労でしょうね。電車を乗

         り継いで、あるいは自動車で、ツアーバスの人もいます。

         

         

         いろいろな巡り方があるようです。一番札所から巡る順打ち、八十八

         番からめぐる逆打ち、どこか一県だけを巡る一国参りなど。私たちは

         最初の三寺だけ、三日坊主もいいとこですね。橙色の明かりが温かい

         本堂、お釈迦様を見上げる可愛い童子たちの噴水、心和むお寺です。

         

         

         

         二番札所極楽寺。

         

         

         三番札所金泉寺。今回はここまで。かなりの雨でしたが、大勢のお遍路

         さんに出会いました。私たちのような半分観光気分の車で乗り付けるよ

         うな不信心者でも、何やらありがたい気分になるのは不思議です。

         

         この三寺はどれも近い距離にあるのですが、その中間あたりに

         「第九の里」いう道の駅があります。横にドイツ館という立派

         な建物があります。第一次世界大戦時、中国で俘虜になったド

         イツ人たちを収容した坂東収容所があった場所です。たった三

         年でしたが、所長さんが俘虜の人権と自由を尊重する人格者で、

         ドイツ人たちも才能豊かな人たちだったので、収容所ではビー

         ル、パン、ウィスキーの醸造から演劇、音楽、その他文化活動

         も活発に行われ、地元の人々とも親しく交流し、日本で最初に

         ベートーベンの第九全曲が演奏されたのだそうです。ドイツ館

         には当時の写真や資料がたくさん展示され、感動的です。

             

         館前の庭では、第九の指揮をするベートーベンの像がありました。
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