真夏日が続いていたのに、昨夜から雨。しかもどしゃぶり。
どことなく、何となく、夏の終わりの気配も漂い始めました。
風蝶草が雨の中で咲いています。長い雄しべが特徴の面
白い花です。風蝶草という名前がいいですね。かろやかで。
椿の実がたくさん成っています。小さなリンゴくらいある
しっかりした実です。これを絞れば椿油ができるんですね。
秋の七草の一つ、女郎花(オミナエシ)も咲いています。
八月は旧暦ではもう秋ですものね。
でも、夏の花、夕焼け色の凌霄花もまだ咲いています。まだ
まだ夏は終わらないよと、元気に叫んでいるような花です。
凌霄花(ノウゼンカズラ)の隣に白い花が咲いているのを見つけました。
朝鮮朝顔です。これは別名曼陀羅華(マンダラゲ)。凌霄花に優るとも
劣らない、ちょっとおどろどろしい名前の花ですが、なかなかの毒性を
持っていて、幻覚作用などもあるようです。でも華岡青洲は全身麻酔の
成分にこれを使ったそうです。名前に負けない個性の強さです。毒にも
薬にもならない無個性の輩は、かえって羨望を感じるような。でもその
漢字の本当の意味は「天上の美しい花」なんですって。