花水木の実が茜色に色づいています。
柘榴も赤い、
柿も赤い、
緑の葉っぱに交じって赤い葉っぱも。
茜色の秋薔薇を見つけました。茜色は入日色なんていう言い方
もします。「小さい秋見つけた」に出てきますね。秋の色です。
赤とんぼの本当の名前もアキアカネ。
でも、純白の秋も、紫色の秋も。
「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」という有名
な額田王の歌があります。「茜さす」は明るく照り映えて美しい
という意味で、紫にかかる枕詞だそう。古代紫は今の紫よりもっ
と赤に近かったのだそうです。美しいドラマチックな歌です。