イギリスからの独立を記念したムルデカ・スクエアを通り、1897年完成の
美しい旧連邦事務局ビル、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル沿いに、
歴史の香り豊かな道を行くと、クアラルンプールで最も古いモスク、マス
ジット・ジャメに着きます。
ムーア様式のタマネギ型の屋根の曲線の美しい建物です。だいたい、イス
ラム教のモスクに行ったことがなかったので、余計インパクト大でした。
女性には体全体を覆うフード付きのローブが貸し出されます。杖を突き
ローブを着た私の後ろ姿はまるで湯ばーばだと娘が笑いました。まさに!
涼しい大理石の礼拝所では、男たちがゴロゴロ昼寝。知らないで、うっ
かりそこへ上がり、血相を変えた係の女性に「そこは女はダメ!」と追
い出されました。
その横の礼拝所は男女どちらも入れました。窓が美しい。
美しくも神聖な雰囲気でした。でも、なんであんなに男女を分けたがるのか
異教徒の私には、やっぱり理解できない。