
薔薇の季節です。赤、白、ピンク、黄色。麗しいですね。






ほんとに愛される花です。「野バラ」や「バラが咲いた」、ドイツ
民謡に「白薔薇の匂う夕べ」という美しい歌もあります。「庭の千
草」というアイルランド民謡に日本語の歌詞をつけた歌曲がありま
す。でも、原曲の題名は「The last rose of summer夏の名残りの薔薇」
です。日本語の歌詞では「ああ白菊、ああ白菊」と薔薇が菊になっ
ています。昔は日本では、菊の方がポピュラーだったんですね。
もっとも、江戸時代には薔薇はもう日本に入ってきていたようです。
ノイバラ(野茨)は元々日本にあった野生種だとか。
「愁ひつつ岡にのぼれば花いばら」
という与謝蕪村の素敵な句もあります。