神木山等覚院のツツジ、今年もきれいに咲き始めました。
ここ二、三年は何故だか見に行きそびれていたのですが、
今年は行きました。
まだ八分咲きというところでしょうか、それだけにかえって赤、白、
ピンクの花の色と、緑の瑞々しさのコントラストが目にしみます。
雨風の中、散策して来ました。難病を治してくださる不動明王がご本尊です。
不動明王の反対側にお賓頭盧(びんずる)さまの坐像がありました。
おびんずるさまというのは、ビンドラ・バラダージャを略した呼び名だ
そうです。釈迦の弟子で、十六羅漢のひとり。像を撫で、その手で自
分の悪いところを触ると病気を直してくださるという信仰が、日本各地
にあります。皆さん撫でていかれるので、頭がピカピカ光っています。
毎年これだけきれいに花を咲かせるのは努力がいるでしょうね。
ちり一つないお庭にも、見物に来る人々に美しいものをみせて
あげたいというお寺の思いやりが感じられます。こんなふうに
されると、散らかしたり、落書きしたりはとてもできませんね。
庭の一隅に盛りを過ぎた大輪の芍薬がありました。もう明日には
散ってしまうでしょう。「花の色はうつりにけりないたずらに、、」
諸行無常。でも花はまた来年、艶やかに蘇るでしょうけれど。
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