キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

等覚院の躑躅

2013-04-25 10:13:57 | 季節の花々
          

            神木山等覚院のツツジ、今年もきれいに咲き始めました。

            ここ二、三年は何故だか見に行きそびれていたのですが、

            今年は行きました。

          

            まだ八分咲きというところでしょうか、それだけにかえって赤、白、

            ピンクの花の色と、緑の瑞々しさのコントラストが目にしみます。

          

          雨風の中、散策して来ました。難病を治してくださる不動明王がご本尊です。

          不動明王の反対側にお賓頭盧(びんずる)さまの坐像がありました。

          おびんずるさまというのは、ビンドラ・バラダージャを略した呼び名だ

          そうです。釈迦の弟子で、十六羅漢のひとり。像を撫で、その手で自

          分の悪いところを触ると病気を直してくださるという信仰が、日本各地

          にあります。皆さん撫でていかれるので、頭がピカピカ光っています。

          

           毎年これだけきれいに花を咲かせるのは努力がいるでしょうね。

           ちり一つないお庭にも、見物に来る人々に美しいものをみせて

           あげたいというお寺の思いやりが感じられます。こんなふうに

           されると、散らかしたり、落書きしたりはとてもできませんね。

          

           庭の一隅に盛りを過ぎた大輪の芍薬がありました。もう明日には

           散ってしまうでしょう。「花の色はうつりにけりないたずらに、、」

           諸行無常。でも花はまた来年、艶やかに蘇るでしょうけれど。

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