『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』を観た]

2010-04-17 23:59:29 | 物語の感想
☆さて、大方の予想を裏切り、今日封切りの映画で、『しんちゃん』に続いて、俺が観に行ったのはこれだ!

 だって、『アリス』は、アリスが成長しちゃって少女じゃないんだもの。

 だったら、灰原哀ちゃんや吉田歩美ちゃんのようなチビの方が可愛いじゃん!

 それに、今回の映画は、ゲストキャラに、俺の大好きな大橋のぞみタンが声をあてるそうだ^^

   ◇

 いや、面白かった。

 ほとほと面白いので、レイトショーで見終えて、まだ興奮が覚めやらない。

 何で、こんなにも複雑な構造のシナリオの中で、豪快なエンターテイメントを成し遂げられるのだろう。

 「シナリオ」と言っても、物語のことだけではない。

 今回は、本筋において、殺人細菌のバイオテロに遭った飛行船と言う、限定舞台縦横無尽の『ダイハード』的展開をやりたかったことは分かる。

 しかし、そこは、コナンの「宿敵」的な怪盗キッドへの、飛行船の持ち主・鈴木次郎吉による「宝石を盗めるものなら盗んでみろ!」の挑戦状の舞台でもあった。

 幾つも張り巡らされた謎も、最初のうちは解くことも出来る。

 それは、作り手がこちらにフェアなヒントを散りばめているからだ。

 しかし、それだけではなく、各登場人物の見せ場や、それぞれの非常に複雑な関係も見事に処理されている。

 中盤、やや話が単調になろうかと思われたとき、飛行船に仕掛けられた爆弾を処理したコナンが、テロリストのリーダーによって、躊躇なく飛行船から空中に放り投げられる。

 ここら辺の、テロリストの容赦ない動きは非常に冷酷でリアルだ。

 そして、コナンを救出しようと、その後を追って宙空に飛び出る怪盗キッド!

 このあたりの突き抜け具合、物語に利かせるスパイスが最高である。

 つまり、東京から大阪へと、いつしか、テロリストに強制的に航行させられている飛行船から、主人公コナンと怪盗キッドは、追放させられるのである。

 キッドのハンググライダーに救出されるコナン・・・、その2人の間に漂うそこはかとない友情の格好良さ。

 三重の何とか島に降り立った2人の寂しさたるや、かなりいい雰囲気だ。

 もちろん、2人は、後に飛行船に復帰することになるのだが、緊迫した物語の中で、動きの取れなかった2人が、夕焼けの浜辺の櫓の上で途方にくれる様子なんか最高だった。

 いや、怪盗キッドはいいねぇ。

 大阪の地上で、コナンと連絡を取り合う服部平次も今回はかなりの活躍もするのだが、キッドの洗練された格好良さの前では霞む。

 ただ、服部平次のパートに、小さな少年が絡んでくるのだが、この子役を大橋のぞみが声をあてていて、声だけで、とても可愛かった^^

 細々とした謎解きも興味を引き続け、テロリストとのアクションも激しく、鈴木次郎吉が対怪盗キッド対策に施した罠の伏線も活きる。

 また、飛行船での経過は、全て裏に隠された陰謀のためであり、何度かのフーダニットのどんでん返しも用意されている。

 だが、最後の、コナンが大ボスを倒すために仕掛けた物理テクニックが爽快であった。

 途方もない大技なのだが、あまりにも豪快なので、突拍子のなさを通り越して、こちらを圧倒してくれるのである。

 しかし、最後に仕掛けた恋愛展開にも、私は本当に驚いた。

 特に、工藤新一(現コナン)の彼女であるヒロイン・蘭は、シリーズを通してずーっと恋愛においては宙ぶらりん状態である。

 今回も、キッドが工藤新一に化けて、蘭は「キッド=新一?」などと、心を揺り動かされる。

 いつも不憫だなぁ、などと思わせられていたので、ラストの、蘭とキッドの「キスシーン」にはかなりの衝撃を受けた。

 ああ、このまま、今回の物語が終わってしまうのならば後味が悪いなあ、ストレスがたまる展開だなあ、などと思っていたら、エンドクレジットの後に、真のエピローグがあるので、みんな、ちゃんと最後まで見るように!!!

                                         (2010/04/17)

[映画『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』を観た]

2010-04-17 14:03:12 | 物語の感想
☆大方の予想を裏切り、本日公開の映画で、俺が最初に観たのはこれだ!

 だって、『アリス』は、アリスが成長しちゃって少女じゃないんだもの。

 いや、俺的には、もう興味は幼女に移っているので、もはや少女でさえも「おばさん」扱いなのだ・・・^^;

    ◇

 てな訳で、『クレヨンしんちゃん』。

 面白かった。

 序盤の日常風景での、お母さん・ミサエが、自分の結婚式のウェディングドレスを見つけて喜ぶ様から、その映画的大画面の横で、妹・ひまわりがハイハイしながら畳んだ洗濯物の上をゴロゴロするシーンから、お笑い的にも、映画的にもつかみがOK! てな感じだった。

 また、お母さんにこめかみをグリグリお仕置きされるシーンも、その動きが360度回転し、映画的豪華映像で、これからはじまる、アニメ的心地いい動きを醸してくれるし、また、その「グリグリ」は、しんちゃんが、大人になった自分に召喚されし未来世界においても伏線として活きてくる。

 それは、未来においてツルピカハゲになってしまった父親と一緒にいた、中年太りしてしまった母・ミサエとの絡みの伏線でもあり、また、エンディングでの、青年しんちゃんへの婚約者タミコの嫉妬の言葉でもあり、何と言うのかな、過去から未来へのつながりでもある。

 今回の作品は、しんちゃんの未来世界での花嫁が興味をひいていたのだが、その婚約者タミコは、序盤から出ずっぱりで、なかなか魅力的だ。

 そのタミコによって、しんちゃんは、いつもの幼稚園の仲間と、「かわのそば公園」で、未来の自分を語り合ったりして遊んでいたら、タイムマシーンで未来に連れて行かれる。

 てっきり今回は、しんちゃん一人の冒険と思いきや、幼稚園の仲間達「かすかべ防衛隊(風間トオル・桜田ネネ・佐藤マサオ・ボーちゃん)」もついてくる。

「おいおい、お前らも来るのかよ!^^;」

 などと思っていたら、しんちゃんの花嫁がポイントだと思っていた物語が、「かすかべ防衛隊」のメンバーの未来の姿こそが更なるテーマなのだと分かる。

 また、かすかべ市自体も廃れている。

 未来の地球は、宇宙からの隕石によって退廃させられており、また、「かすかべ防衛隊」のメンバーの未来も、自分らが夢見たものとは異なっていた。

 メンバーは、廃虚と化した「かわのそば公園」に至る。

 ここの、物語中の現在との比較シーンなどは、『漂流教室』を思わせた。

 序盤で意識させられた公園の俯瞰映像が、正反対のイメージで現われるのだ。

 結構哀しい展開だが、そこに過剰にのめり込まないのが、作り手の子供対象作品への思いだろう。

 タミコの父親は、未来世界の独裁者みたいな立場で、青年しんちゃんとタミコの利益なきつきあいに反対し、青年しんちゃんを窮地に追い詰めていたのだった。

 と、簡単にストーリーを書くと、緊迫しているようだが、話はスローテンポで丹念に進む。

 「かすかべ防衛隊」のメンバーは、自分の未来の姿と心ならずも対峙することになる。

 子供の頃の自分と出会い、大人になったメンバーも、自分を見つめなおすことになる。

 また、タミコの父親に雇われた刺客集団「花嫁(希望)軍団」なんてのも出てきて、いつもウエディングドレスで、しんちゃんやタミコを襲う。

 アラサーの自虐的なギャグを織り交ぜつつ、見ている大人の苦い笑いを誘い続ける。

 ドヤ街化したカスカベ市(ネオトキオ)のスラムを、敵味方入り乱れてのチェイスシーンも素晴らしい。

 また、当然ながら、変な顔やお尻プリプリ、デブハゲ臭い靴下と言う子供っぽいギャグも織り交ぜて、

 クライマックス・・・、話はタミコの望まぬ相手との結婚式会場へと流れていく。

 その前後のしんちゃんの、しんちゃんらしからぬ、照れ隠しのタミコへのツッケンドンの態度は良かった^^

 が、同時に、しんちゃんらしくない違和感も感じた。

 結婚式会場に殴り込みをかけるしんちゃんは良かった^^

 『カリオストロの城』のクライマックスシーンを思い出した。

 しかし、ここからのアクションがやや冗長だったかな。

 前作においても、終盤と思われたシーンからのアクションに飽きを感じさせられた記憶がある。

 だが、このシーンにおいて、未来のボーちゃん博士が作った「ボーちゃん28号」と、タミコの親父の操る「大家電ロボ」との戦いは、今村監督泰宏監督の『鉄人28号』的な重量感を意識したロボット格闘アクションぽくって良かったかな。

 全篇を通して、私は二度ほどホロリとさせられたし、私にとって満足の出来の作品でした^^v

                                         (2010/04/17)

[与党民主党考・48 「浅瀬で泥沼」]

2010-04-17 06:10:24 | 保守の一考
☆なかんずく、現代は、その人格が行動様式に現われる。

 言論家しかり、私が見限った女しかり、政治家しかり・・・。

 鳩山の人格が、他のジャンルはともかく、政治には「不適格」であることは、アメリカ人はもとより、自殺でもして欲しいくらいの日本のバカな有権者にも分かってきたようなので嬉しい。

 ただ、そのポイントが、普天間基地移設問題であることが、私は気に喰わない。

 「政治と金」の問題や、「マニフェスト詐欺」や、その、民主党生成の構造上の欠陥や、世の売国組織との結託などがポイントとなっていたら、私も嬉しいのだが、それらは左翼マスコミに薄められて、選挙敗北へのシナリオには至れない。

 普天間基地移設問題は、結局は、アメリカが騒いでくれたから、左翼マスコミも問題視せずにいられないのだ。

 左翼マスコミは本来、中国・北鮮・韓国と言う、日本を脅かす特定アジア贔屓の風潮にあるが、

 そう言った性質に日本の大衆を導いたのが、戦後のアメリカのGHQの政策でもあり、

 だから、「戦後民主主義」に毒された日本のマスコミのほとんどが、その根底の部分では、西洋的な価値観を信奉している。

 だから、アメリカやフランスなどの外圧には迎合する性質が、左翼マスコミにはある。

 ちょっと、話が逸れるが、私は、ここに、皆さんに「日本には『戦前民主主義』があったんだぞ!」と声を大にして言っておきたい し、

 また、『戦前民主主義』という言葉を、私の登録商標にしたいと思ったら、既に多くの人が言っていたのは残念^^;

 ・・・さりとて、私は、この普天間基地問題が、民主党の最大のネックになることは既に述べている。

     《[与党民主党考・12 「鳩のおうむ返し」](2009-11-03 23:59:29)》

 <私は、鳩山民主党の最大のネックとなるのが、物理的な、これから国民に負担を強いなくてはならない各種「税金」の問題と、
 情緒的には、沖縄の普天間基地の移設問題だと考えている。
 なんだかんだ言っても、アメリカは、日本にとって最重要同盟国である。
 その「要望」は無下には出来ない。
 さりとて、民主党人気は、日本人の「薄ら左翼」気質に支えられており、もし、アメリカの「要望」どおりに県内移設を推進したら、「左翼マスコミ」に煽動された「薄ら左翼」にそっぽ向かれるかもしれない。
 ・・・しかし、ここで、私が特筆したいのは、米軍基地の沖縄在設は、沖縄県の予算の15%が割り振られている沖縄県民の「要望」でもあるのだ。
 米軍と日本民衆の、「戦争特需」にも似た「持ちつ持たれつ」の関係が厳然としてある。
 県民の少なからずが、現状に満足している。
 思想的に歪んだ人物らが、左翼マスコミと組んで、大げさに騒ぎ立てているだけなのだ。
 鳩山総理は、「インド洋での補給」の代替貢献案ともども、普天間問題には難しい選択を迫られよう。
 鳩山総理の、普天間問題に絡む言説は、日々、節操なく、移り変わっている。
 おそらく、鳩山総理の頭の中には、常に靄がかかっており、その靄の中で、ふと聞こえた直近の言葉を発しているだけに過ぎない。
 私は、鳩山総理の精神構造を考えるとき、いつも、宮崎勤の精神鑑定の内容を思い出す・・・。>

 素晴らしい読みですな^^

 で、民主党は、もう、迷走の限りを尽くし、今度はこんなことを言っている。

     《辺野古浅瀬案を米側に提案へ 普天間移設で、政府が苦肉の策(産経 2010.4.17 01:30)》

 <米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市辺野古)の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する「浅瀬案」を検討、米側に提案する方向であることが16日、分かった。政府が検討してきたシュワブ陸上案と鹿児島県・徳之島を組み合わせる移設案は、米政府や地元自治体が難色。米側の理解を得られそうな浅瀬案での事態打開を模索するが、「公約違反」である上に社民党の反発は必至で、与党内調整は難航しそうだ。・・・>

 「浅瀬案」、そして、泥沼化へ・・・^^;

   ◇

 この民主党・・・、鳩山の迷走に、遅ればせながら、櫻井よしこさんが言っている。

     《「鳩山由紀夫首相は、ひょっとして、“病気”なのではないか。」(櫻井よしこブログ)》

 <・・・鳩山由紀夫首相は、ひょっとして、“病気”なのではないか。こんな言い方は首相でなくとも誰に対しても失礼なことだと承知してはいるが、普天間飛行場移設問題に関する首相発言の変遷は、それほど異常である。
 首相は3月29日夜、こう語った。
「今月中じゃなきゃならないということは法的に決まっているわけじゃない」
 国民は皆、3月末までの移設先決定を定めた法律などないことは承知している。「3月末」は法律ではなく、首相自身が繰り返した「公約」だったと、皆が知っている。事実、首相は以下のように語ってきた。
 ・「沖縄の皆様方にも、アメリカにも理解をいただけるそういった案を3月の間に、政府として考えをまとめたい」(3月5、参議院予算委員会)
 ・「3月いっぱいにはまとめる。それは約束する」(3月24日、記者団に)
 ・「3月いっぱいを目処に政府案をまとめる努力をしている」(3月26日、記者会見)
 このように複数回、首相自身が繰り返してきた言葉をすっかり忘れたかのように、29日になって、「そんな法律はない」と言うのである。首相の頭の中の回路はどのように混線しているのか、知りたいと思うのは私だけではあるまい。・・・>

 ・・・だから、この「天才」のミッドナイト・蘭様が言ってるでしょ?

 『私は、鳩山総理の精神構造を考えるとき、
           いつも、宮崎勤の精神鑑定の内容を思い出す・・・』


                                          (2010/04/17)