★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム』

2012年04月19日 | 映画鑑賞記
まだ、これをUPしていなかったので(^^)b

今日は、映画『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』の感想を♪
確か、公開は、明日で終わってしまうのですよね。

結構、長いこと上映していたかな?


■『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』予告編



ヨーロッパ各地で起こる連続爆破事件。

その事件を調査中のホームズは、事件の影にモリアーティ教授の存在を確信します。
表の顔は、温厚な大学教授。
しかし、裏では、ヨーロッパ中の悪事に関わっているという冷酷な悪人。
それが、ホームズの宿敵・モリアーティの顔。


そんな時、ホームズの友人であり相棒のワトソンは、結婚式を挙げることになります。

その結婚前夜、ワトソンを伴って訪れたクラブで、事件の鍵を握るジプシーの女性・シムを訪ねるホームズ。
しかし、何者かに命を狙われ、シムは姿を消してしまうのでした。

事件の背後にモリアーティの影を感じるホームズは、モリアーティを訪ね、彼の大学へ。
そこで、静かなる宣戦布告をされ、また、自分が事件に首を突っ込んだ所為で、新婚のワトソン夫妻が狙われると知るホームズ。

ホームズは、モリアーティの魔の手からワトソン夫妻を救うため、新婚旅行に出発する彼らと同じ列車に乗り込むのでした。

その結果、彼らの命は救ったものの、新婚旅行はブチ壊し。

怒り心頭のワトソンでしたが、ホームズから事件についての詳細を聞かされ、解消したコンビを再び組むことになります。

こうして、ホームズとワトソンは、モリアーティが影で糸を引く難事件に挑むことになるのでした。






実は、かなりツボって、2回も劇場に足を運んでしまいました。

前作も劇場で見たのですが、前作よりずっとスケールアップしてて、面白かったです。

でも、いわゆる、原作小説の『シャーロック・ホームズ』のイメージや雰囲気は、あまり・・・というか全然無いかな(^^;;

なので、賛否両論は色々だと思いますね。

原作大好きなシャーロキアンさんには・・・あまり勧めないかな(笑)

まあ、私は、あまりホームズ像にこだわりがないので、純粋にエンターテイメントとして楽しめましたです。


で。

この映画、原作では必須の推理要素は殆ど無いです。
どちらかというと・・・いや、言わなくても(笑)、アクションです!

物語のスケールも、前作を大きく上回っています。デカいです。
その舞台となるのもロンドン→パリ→ドイツ→スイスと、ヨーロッパを股に掛けてのホームズ&ワトスンの冒険と活躍が見られます。
そして、今回の敵は、お馴染み、ホームズの宿敵モリアーティ教授。ライヘンバッハの滝のシーンも!!!!
しかも、その滝の上には豪華なお屋敷で、滝に突き出たようなバルコニーから身を投げるホームズとモリアーティ。

スケールが大きくて、本当に面白かったです。

勿論、スケールの大きさや派手なアクションだけが見所ではありませんよ~。

ホームズとワトソンのキャラクターも魅力的です。
特に、今回は、2人の信頼関係や友情と言った絆がクローズアップされていたと思います。

いつもホームズに振り回されてばかりのワトソン。
結婚を機に、ホームズから少し距離を置こう・・・としていたにも関わらず、その結婚を機に、益々、ホームズとの繋がりが深まっていくんですよね。っていうか、今まで感じていた以上の信頼や友情をホームズに対して覚えるようになる。

そういえば。
ワトソンの結婚式で、どことなく淋しげな表情を浮かべ、拍手を送りながら教会を後にするホームズのシーンとか。
心肺停止になったホームズを、「死なせるもんか!」と言いながら、必死で蘇生をさせようとするワトソンのシーンとか。

なんだか、ドキドキしてしまった(//▽//)

私だけではないハズです(笑)

だからこそ、ラストのライヘンバッハの滝のシーンでは、めっちゃ、ウルっとしちゃいましたよ(;;)

とはいえ。
ラストのラストでホームズはカムバックですし(^m^)
ワトソンがタイプライターで打ってた小説の「THE END」の文字の後に、ホームズが「?」をタイプする訳ですが・・・。この終わり方、良いですね(*^^*)てか、続き、あるのかな??
モリアーティは居なくなっちゃったけど、是非ともシリーズ化して、この2人の活躍がもっともっと見られたら良いなぁ♪


そしてそして。

ホームズとワトソン以外のキャラも魅力的ですよ~。

アイリーンの出番が少なかったのは、ちと、淋しかったですが。
っていうか、冒頭からアイリーンが出ていたので、今回も、アイリーンの活躍が見られると期待したのですよね~。
だけど、意外とあっさり、ご退場(;;)
まあ、原作でも、そんなに出てくるキャラクターじゃないし・・・かな?
あの色っぽさと愛らしさが同居したような、魅力的な笑顔があまり見られなかったのは残念!

その代わり、ホームズとワトソンの冒険に加わるのがシムというジプシーの女性。
今回はホームズとワトソンの2人ではなく、紅一点のシムも混じって3人が活躍します。

このシムという女性が、とてもイイ感じでした(*^^*)
最後は、可哀相でしたが・・・ね(;;)


それから、ホームズの兄チャンも登場!!!!


それからそれから、宿敵モリアーティ教授も忘れちゃいけませんっ。
ホームズをして、「犯罪のナポレオン」と言わしめる教授。
世界中の悪事の裏には、全て、モリアーティが関わっている・・・とされる悪人。

けれども、普段は、温厚そうな大学教授の顔をしている・・・というから怖い!!

一見、博識な紳士だけど・・・その裏では、人の命すら何とも思わない冷酷無比さ。
外見がジェントルマンで「静」なキャラクターだけに、そのギャップが怖いんです。
物静かな表情の中に潜んでいる悪が垣間見えるというか。

なんとも、雰囲気を出していたですね~、俳優さん(*^^*)


そうそ。
ホームズがモリアーティに言った有名な言葉。

「貴方を破滅させられるなら、私は自分の命など惜しくない」

この名台詞もありましたですよ~(*^^*)v


ヨーロッパを戦火から守る為に活躍するホームズですが。それと同時に、親友ワトソンを守りたいって想いもあったハズですよね。
だって、ワトソン夫婦の命を狙うって、モリアーティも宣戦布告してきちゃう訳ですし。

それにしても。
新婚旅行の列車のシーンは大爆笑でしたねA^^;;
てか、ホームズの女装っっ(@A@;!!!!!!!!!
まあ、原作小説でも女装をしたことがあるというホームズですが・・・いやはや、あのインパクトは大きすぎました(笑)
スゴかった・・・・・。

でも。
ホームズとしては、ワトソンを守るために~の行動だったのだけど、その結果、彼らの新婚旅行をブチ壊しちゃう訳で。
結果として、彼らの命を守ったにも関わらず、その段階ではまだ何も知らないワトソンから散々恨み言を言われるのは、ちと気の毒でしたなぁ~。

だけど、それも含め、この物語の中で、前半から後半にかけてのホームズとワトソンの信頼関係の変化が楽しめましたです。


あっ。

物語としては、推理ではないけど、行方不明のシムのお兄さんの行方は・・・わたし的にはかなり以外でした(>_<)
思いつかなかったゼ!

ここは「おっ!」とビックリさせられました。

なるほど~。

だから、「私の顔を覚えておけ」って手紙があったのですね。

推理ではないけど、意外な結末が面白かったです。


という訳で。

ホームズの原作に拘らず、エンターテイメントとして楽しめる人にはオススメしちゃいます(*^^*)

そうそう。

個人的には、音楽も気に入っちゃったです。
サントラ買ったよ~っ。