先週末にアニメイトにて1~3巻を一気に買いました、宝井理人さん著の『花のみぞ知る』。

読みましたー( ´ ▽ ` )ノ
『テンカウント』にすっかりハマり、宝井さん作品をもっと読みたいなぁとTwitterで呟いたところ、フォロワーさん方に大変オススメされたのが、この『花のみぞ知る』。
皆様オススメの作品で、且つ、美しい表紙にも惹かれて、一挙買いしちゃったのでした。
もうね、凄く良かったのです(;_;)感涙
読んで良かったです(;_;)感涙
お話全体に綺麗な空気が流れているというか、胸が苦しくなるくらいのピュアさがあるというか。
とにかく、素敵な恋のお話でした。
昨夜、Twitterなどでは、アツい感想を呟く……いや、寧ろ、シャウトしたのですが、日記にも、もっとキチンと纏めてみましょうかね(^m^)
『テンカウント』は幼少期のトラウマから、日常生活に支障が出るほどの酷い潔癖症になってしまった社長秘書の城谷さんと、ひょんなことから、そんな城谷さんと友人になり、厚意で潔癖症を治してあげようとするカウンセラーの黒瀬さんの恋愛なんだけど。
『花のみぞ知る』は大学が舞台です。
植物を愛し、研究に没頭する孤独な農学部生・御崎詔太と、優秀な法学部生・
有川洋一の友情と恋愛のお話。
大学が舞台ということで、『テンカウント』の方がオトナな雰囲気の話なのですが、『花のみぞ知る』も『テンカウント』も、両作品共に、流れてる空気は同じ物を感じました。
傾向は違うけれど、過去に負った心の傷から、孤独を抱える御崎や城谷さんって似てるなぁって。
そして、有川も。
彼は、何でもそつなくこなす万能タイプなんだけど、でも、そのポテンシャルの高さ故に、「他人と違う」っていうか、他者と同じ感情を共有しにくいタイプなのですよね。
だから、彼もやっぱり、自分では無自覚なまま、孤独を抱えていたんじゃないかなぁと思うのです。
そして、そんな2人の不器用で手探り状態の恋愛にキュンキュン来ちゃいました(//∇//)
また、この作品、ファンタジーなBLではなく、御崎の心の葛藤もちゃんと描かれている点も良かったです。
有川のことを「友達でいたいから好きになりたくない」とか、「なんで自分は女じゃないんだろう?」とか「なんで好きになる人の性別を選べないんだろう?」とかの葛藤する御崎。
彼がいつも人を遠ざけていたのには、彼の過去の心の傷から来る理由があったのです。
御崎が高校時代に憧れていた人……というか、初恋だった人が男性で。
大学教授だった祖父の教え子の大学生・川端さん。
祖父と親しく、よく家に出入りしていて、御崎の家庭教師もやってくれていた、お兄さん的存在な川端さんに、高校生だった御崎は惹かれていくのですよね。
そして、川端さんもまた御崎に惹かれ、ある時、2人は一線を越えそうになる……。
でも、ふと我に返った川端さん。
彼はとても厳しい家庭に育ってて、常に母親から「普通でなければならない」と言われ続けていたのですよね。
それなのに、未成年の、しかも同性に性的な感情を抱き、押し倒して、一線を越えようとした。。。
「自分は、普通でなくてはならない」
そう強い強迫観念に駆られた川端さんは御崎を遠ざけ、すぐに女性とお付き合いすることになって。
それがずっと御崎の心の傷になり。
しかも、遠ざけたはずの御崎への未練が断ち切れない川端さんは、御崎に対して歪んだ愛情を抱くようになり、御崎が大学生になっても、異様なまでに彼の私生活に過干渉してくるのですよね。
御崎がずっと友人も作らず、大学でも独りだったのは、この川端さんの件があったから……。
でも、思えば、川端さんも「普通であらねばならない」っていう脅迫観念からおかしくなっていった訳ですし…。
そういう、御崎や川端さんの、同性を好きになってしまったことに対する葛藤が切なかったです。
なので、有川のことを好きになった御崎に、
「許されないでしょう? 御崎は男なんだから」
って川端さんは言うのですが。
「誰に許される必要があるのですか?」
って有川がキッパリと言った時には、救われた気がしました。
有川がそう言うまで、御崎もずっと、過去の呪縛に囚われていたのですよね。
切ないけど。
そういう同性ならではの葛藤って好きです。
あのシーンは良いなぁ(//∇//)
てか、3巻目で、「もう、これが最後で、付きまとわないで下さい」って御崎が川端さんチに行った時は、何か怖いことになるのでは?って緊張しながら読んでましたよぉ!!
でもでも、川端さんが「行き過ぎた人」でなくて安心しました。彼も「普通であること」の呪縛に囚われてたんだよね(;_;)
そして、その呪縛から解放されて良かった。
彼にも自分らしく生きて欲しいなぁと、心から思ったです。
『花のみぞ知る』、本当にピュアでハッピーエンドで、友情も恋も葛藤も色んなことがいっぱい詰まってて……何度も読み返したくなる綺麗な作品です(≧∇≦)
勧めて下さった皆様がキュンキュンするって言うの、凄く分かります!!
そうそう。
私、1巻と3巻の「花だより」がたまらなく好きです!
あのショートエピソードのキュンキュン度はヤバイですよぉ(//∇//)
……と。
お気に入りのコミックスです、『花のみぞ知る』。
オススメして下さったフォロワーさん達には感謝感謝なのです~(*^^*)

読みましたー( ´ ▽ ` )ノ
『テンカウント』にすっかりハマり、宝井さん作品をもっと読みたいなぁとTwitterで呟いたところ、フォロワーさん方に大変オススメされたのが、この『花のみぞ知る』。
皆様オススメの作品で、且つ、美しい表紙にも惹かれて、一挙買いしちゃったのでした。
もうね、凄く良かったのです(;_;)感涙
読んで良かったです(;_;)感涙
お話全体に綺麗な空気が流れているというか、胸が苦しくなるくらいのピュアさがあるというか。
とにかく、素敵な恋のお話でした。
昨夜、Twitterなどでは、アツい感想を呟く……いや、寧ろ、シャウトしたのですが、日記にも、もっとキチンと纏めてみましょうかね(^m^)
『テンカウント』は幼少期のトラウマから、日常生活に支障が出るほどの酷い潔癖症になってしまった社長秘書の城谷さんと、ひょんなことから、そんな城谷さんと友人になり、厚意で潔癖症を治してあげようとするカウンセラーの黒瀬さんの恋愛なんだけど。
『花のみぞ知る』は大学が舞台です。
植物を愛し、研究に没頭する孤独な農学部生・御崎詔太と、優秀な法学部生・
有川洋一の友情と恋愛のお話。
大学が舞台ということで、『テンカウント』の方がオトナな雰囲気の話なのですが、『花のみぞ知る』も『テンカウント』も、両作品共に、流れてる空気は同じ物を感じました。
傾向は違うけれど、過去に負った心の傷から、孤独を抱える御崎や城谷さんって似てるなぁって。
そして、有川も。
彼は、何でもそつなくこなす万能タイプなんだけど、でも、そのポテンシャルの高さ故に、「他人と違う」っていうか、他者と同じ感情を共有しにくいタイプなのですよね。
だから、彼もやっぱり、自分では無自覚なまま、孤独を抱えていたんじゃないかなぁと思うのです。
そして、そんな2人の不器用で手探り状態の恋愛にキュンキュン来ちゃいました(//∇//)
また、この作品、ファンタジーなBLではなく、御崎の心の葛藤もちゃんと描かれている点も良かったです。
有川のことを「友達でいたいから好きになりたくない」とか、「なんで自分は女じゃないんだろう?」とか「なんで好きになる人の性別を選べないんだろう?」とかの葛藤する御崎。
彼がいつも人を遠ざけていたのには、彼の過去の心の傷から来る理由があったのです。
御崎が高校時代に憧れていた人……というか、初恋だった人が男性で。
大学教授だった祖父の教え子の大学生・川端さん。
祖父と親しく、よく家に出入りしていて、御崎の家庭教師もやってくれていた、お兄さん的存在な川端さんに、高校生だった御崎は惹かれていくのですよね。
そして、川端さんもまた御崎に惹かれ、ある時、2人は一線を越えそうになる……。
でも、ふと我に返った川端さん。
彼はとても厳しい家庭に育ってて、常に母親から「普通でなければならない」と言われ続けていたのですよね。
それなのに、未成年の、しかも同性に性的な感情を抱き、押し倒して、一線を越えようとした。。。
「自分は、普通でなくてはならない」
そう強い強迫観念に駆られた川端さんは御崎を遠ざけ、すぐに女性とお付き合いすることになって。
それがずっと御崎の心の傷になり。
しかも、遠ざけたはずの御崎への未練が断ち切れない川端さんは、御崎に対して歪んだ愛情を抱くようになり、御崎が大学生になっても、異様なまでに彼の私生活に過干渉してくるのですよね。
御崎がずっと友人も作らず、大学でも独りだったのは、この川端さんの件があったから……。
でも、思えば、川端さんも「普通であらねばならない」っていう脅迫観念からおかしくなっていった訳ですし…。
そういう、御崎や川端さんの、同性を好きになってしまったことに対する葛藤が切なかったです。
なので、有川のことを好きになった御崎に、
「許されないでしょう? 御崎は男なんだから」
って川端さんは言うのですが。
「誰に許される必要があるのですか?」
って有川がキッパリと言った時には、救われた気がしました。
有川がそう言うまで、御崎もずっと、過去の呪縛に囚われていたのですよね。
切ないけど。
そういう同性ならではの葛藤って好きです。
あのシーンは良いなぁ(//∇//)
てか、3巻目で、「もう、これが最後で、付きまとわないで下さい」って御崎が川端さんチに行った時は、何か怖いことになるのでは?って緊張しながら読んでましたよぉ!!
でもでも、川端さんが「行き過ぎた人」でなくて安心しました。彼も「普通であること」の呪縛に囚われてたんだよね(;_;)
そして、その呪縛から解放されて良かった。
彼にも自分らしく生きて欲しいなぁと、心から思ったです。
『花のみぞ知る』、本当にピュアでハッピーエンドで、友情も恋も葛藤も色んなことがいっぱい詰まってて……何度も読み返したくなる綺麗な作品です(≧∇≦)
勧めて下さった皆様がキュンキュンするって言うの、凄く分かります!!
そうそう。
私、1巻と3巻の「花だより」がたまらなく好きです!
あのショートエピソードのキュンキュン度はヤバイですよぉ(//∇//)
……と。
お気に入りのコミックスです、『花のみぞ知る』。
オススメして下さったフォロワーさん達には感謝感謝なのです~(*^^*)