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★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

2016年12月06日 | 映画鑑賞記
今日は、凄く久々に映画の感想をば☆

実は、映画もたくさん見ているのですが、感想を書くのが追いつかない(^^;;

まあ、ボチボチと行きます(*^^*)

で。
本日は、先週の金曜日に字幕版、そして、昨日、3D IMAX字幕版と、既に2回もリピーターしちゃいました、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想です。

超絶ポッタリアンな私は、新しい魔法界が見られるとあって、とても楽しみにしていたのです~っ。


■『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』予告編



『ハリー・ポッター』シリーズのJ.K.ローリングが脚本を手掛けた、新しいハリー・ポッターの世界の物語。

とはいえ、時代は、お馴染みのハリー達が生まれる、ずっとずっと前。
1926年。
そして、舞台もイギリスではなくて、アメリカ・ニューヨークです。

主人公は、魔法動物学者ニュート・スキャマンダー。
このお名前、ハリー好きさんなら、ピンとくるかもしれません。

そう、ホグワーツの魔法生物学の指定教科書になっている『幻の動物とその生息地』。
その著者が、ニュート・スキャマンダー。
彼が、その本を執筆する前に体験した冒険の物語なのです。



ニュートは、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪れます。
彼が持っている魔法のトランクの中には、不思議な空間が広がっていて・・・そこには、魔法動物たちがいっぱい!
ある日、ひょんなことから、彼の魔法のトランクがノー・マジ・・・つまり魔法使いではない普通の人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまいます。
そして、ニューヨークの街は大混乱に。

その一方で、アメリカの魔法界も、闇の魔術師グリンデルバルドの脅威に怯え、また、不可解な魔法現象が続いているという暗い時代。

ニュートのトランクから飛び出した魔法動物たちは、そんなニューヨークに新たな火種を持ち込むことになるのでした。

そんな訳で、アメリカ合衆国魔法議会の元闇祓いティナに、魔法動物持ち込み禁止法に違反していると、目を付けられるニュート。

しかし、行動を共にする内に、ティナまでも合衆国魔法議会の長官に疑われる羽目になりお尋ね者に!ニュートとティナ、ティナの妹クイニーと、ノー・マジのジェイコブは、議会からの追跡を逃れながら、街中に逃げ出した魔法動物を回収することになるのでした。
けれでも、問題はそれだけでは済まず、彼らは大変なことに巻き込まれて行きます・・・。

というお話。

もう、とにかく、凄く面白かったです!!

映画を見る前のイメージでは、ハリー・ポッターみたいなお話なのかなぁと思っていたのですが。

確かに、世界観はハリポタで、お馴染みの魔法呪文や人物名をチラ見せさせつつも、ハリポタとは全く違う雰囲気のファンタジー!!

凄く新鮮でした。

そして、ハリポタの時もありましたが、ラストには、ちょっとした謎解きもあり、ほんのりミステリー。

面白かったです。

まず。
なんといっても、この映画、主人公がちょっぴり変わっていますよね!

魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。
後に彼の著書はホグワーツの指定教科書になるにも関わらず、彼自身は、なにやら問題を起こしてホグワーツを退校処分になっている模様。
けれでも、彼の退学を懸命に反対した唯一の教師が、アルバス・ダンブルドアだとか。

うーん。
この辺り、色々と気になりますね。

彼は、退学になるような、どんなことをしでかしたのかな?

そしてそして、ちらっと名前が出て来た、ニュートの過去の心の傷・・・リタ・レストレンジとは?

レストレンジ家といえば、ハリポタの物語ではお馴染み過ぎるほどお馴染みですものね~。

・・・と。
脱線しました。

ニュートは、魔法使いの中においても、ちょっぴり変わった雰囲気を持っています。

彼は、自分で、「僕は、人を苛々させるみたい」って言ってましたが、確かに、なんというか・・・。
どこか飄々としているというか。
今回の魔法動物の騒動も、自分が原因だというのに、どこか他人事っぽい感じ。
もちろん、逃げ出した動物を捕まえる熱意と責任感はあり、捕獲しようと頑張るのですが、それは何より、「動物のために」。
危険な人間の世界に紛れ込んでしまった動物を助けてあげたいからであって、決して、人間(魔法使いも非魔法族も含む)の社会を混乱させないため~ではないのですよね。

だからか、動物が関わって来ると周りが見えなくなっちゃう傾向も。

ちょっと人付き合いが苦手っぽいけど、でも、その分、動物たちの前では、とても素直で、魔法動物相手なら、すぐに心を通わすことが出来る。魔法動物となら仲良くできる。

今回の冒険でも大活躍するのに、決してヒーローっぽくない。
そんなところに、凄い魅力を感じました。

また、そんな彼ゆえに、あまりお友達も居なさそうで・・・。
もしかしたら、あの、ノー・マジ(非魔法族、つまり普通の人間)のジェイコブは、なんじゃかんじゃで上手くいってる最初の友達だったのかもしれないなぁと思いました。

ちょっと風変わりな主人公がニューヨークに巻き起こす珍騒動。

とにかく、魔法動物絡みでは、大爆笑なシーンが多々だったと思います。

最初の二フラーもですが。
その後の、動物園での、ジェイコブを巻き込んでの大騒動。
そういえば、魔法動物ではないですが、普通のおサルさんもニュートに絡んでましたね。
あの一連のシーン、特にサルに魔法の杖を奪われるシーンとか、大好きです。

その後も、魔法動物捕獲のシーンは、面白すぎました。

そんな珍騒動の裏で、ニューヨークに忍びよる闇の魔術の影。
ノー・マジ連続殺人事件。

限りなく怪しげな、合衆国魔法議会の長官・・・。

この辺りのミステリは、私、見事にミスリードに引っかかっちゃいました(笑)


そして、非魔法族ノー・マジの中には、魔法使いの存在に気付き、糾弾し、魔女狩りをしようとする怪しい活動を繰り広げている人物も居て。

暗くておどろおどろしい、陰鬱な空気も、作品中に流れていました。

ハリーの時もそうでしたが、魔法界って、常に、闇の魔法の危機と隣り合わせなのかな・・・?



とにかく、不思議な魔法生物満載、珍事続出で笑いあり、そしてミステリーあり、冒険あり、魔法使いと非魔法族を超えた愛と友情あり~な、盛りだくさん、見所いっぱいの新しい魔法界の物語でした。


そうそう。
イギリスでは、非魔法族のことを「マグル」って言ってましたが、アメリカでは「ノー・マジ(ノーマジックの略)」って言うみたいですね。

そういう、魔法世界のちょっとしたことが新たに分かって来るのも、魔法界好きとしては嬉しい限り。

そして、1920年代のアメリカっぽい音楽も素敵でした。

それから、魔法使いの騒動に巻き込まれて、彼らと終始行動を共にすることになった、ノー・マジのジェイコブも良い味出していましたよね~。
彼、凄く好きです。

ハリポタシリーズでは、物語が後半になるにつれ、どんどん暗く重くなってきてて。そこが、少しシンドくもあったのですが、この『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、とても楽しい物語でしたよ。

全5部作だそうで、続きもとても期待しています。

そしてそして。
私は既に、2回リピーターしちゃいましたが、次は、日本語吹替版で3回目リピーターしたいと思っています。

あっ。
ジョニー・デップ氏がご出演なのには驚きました!!
初回鑑賞では気が付かず、2度目鑑賞の時にはっきり気付き、エンドロールで確認しましたです(^m^)