今日は、3月3日に見てきましたドラちゃん映画の感想を(^^)
楽しみにしてて、前売りも買ってたのです!
パンフレットも買ったよ!
さて。
『のび太と空の理想郷』。
誰もが差別なく、完璧な人間として幸せに暮らしていける…という天空の理想郷を見つけたのび太達。
「パーフェクト小学生」になることを夢見て、そこでの暮らしを始めるのび太は、やがて理想郷の住人達の生き方に疑問を覚え始め。。。というストーリー。
今年のドラ映画は、とても大切なことを伝えてくれてる作品なのですが、ちょっと怖かったかもしれませんね(^^;;
伊藤計劃さんの『ハーモニー』を思わせる怖さ…と言いますか。
小さなお子様にはかなり難しいテーマなのでは?と思いましたが、でも、この作品を見たお子様達が「みんな違ってみんな良い」世界を感じてくれたら良いなと思いました。
というか、大人にも、いや、大人にこそ見て欲しいテーマだと強く言いたいです!!
「考えること」を止め、誰かの指示通りに生き、格差も何もないから争いもない、皆が全く平等過ぎる世界は果たして理想郷と言えるのか?
「人間として生きてる」って言えるのか?
って凄く考えました。
人間とは?
人間らしさとは?
何なのか。
何をもってそう言えるのか。
ただ、思考を無くした上で成り立つ理想郷は絶対有り得ないと思う一方で、元イジメられっ子だった私としては、他人が自分に暴力や意地悪をしてこない世界って、凄く生き易い世界だというのも分かるのですよね。
だから難しい。
乱暴じゃないジャイアン、意地悪をしないスネ夫に対し、のび太は「こんなのジャイアンやスネ夫じゃない!違う!」って言ったけど、そう言えない人もいるのです。
「優しい人も意地悪な人も、色んな人がいるから、この世界は面白いんだ!」って言えるのび太は強いなぁとも思いました。
理想郷を望む人も居るかも…ってことも、決して忘れてはいけないのですよね。
考え方も事情もみんな違う…その違いを否定せず、「みんな良い」世界があれば良いなぁと強く思った映画です。
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