懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その53 「風俗 ねんねこ半纏」 倉敷市阿知

2012年08月15日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その53 「風俗 ねんねこ半纏」 倉敷市阿知

倉敷の古い町並みのナマコ壁のところで行き交う人を一時間ほど待ち撮影した。
冬場の寒い一日だったが被写体になりそうな人をまった。
撮影した人の中には結構、着物姿の人がいた。
冬場だったから着物姿の人がとれたのだ。
夏場に暑苦しい着物を着る人はいない。
ねんねこ半纏、この当時は子供は背負うものであった。
しかも子守りはお祖母さんの仕事むだったのが判る。
核家族の現在はどうであろうか、
今は前抱きで背負う人はほとんどいない。いつの時代から変わったのであろうか
それでも東日本大震災でほしい支援物資がテレビで放映された。その中に背負い紐も数多くあった。
前抱きでは家事が出来ない、調理もやりにくいし火や油を使うので危険だ。
背負い紐自体持っていなかったのか流されたのかと想像した。


撮影しながらこんなの撮影して何になるのかと思って撮影した。
これは今も撮影している茅葺き民家についてもいえる。
何のためにどんな役に立つのだろうか時間と金の無駄ではないかとといつも反芻しながら撮る。
しかし、それをやらなくてもテレビを見ながら時間を潰すのが関の山である。
自分の生きた証のために撮影すると思えば気が楽である。
ただ撮影するだけでは何の役にもたたぬゴミである。
ひとつの作品に仕上げるまで撮影者がやっておかないとゴミになりかねない。