懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

鉄道  下津井電鉄下津井附近

2012年08月28日 | 鉄道
撮影場所 岡山県倉敷市下津井附近

岡山県は軽便王国と言われた。
西大寺鉄道、井笠鉄道、下津井電鉄のナローゲージがあった。
西大寺鉄道は私が岡山県に転勤してきた頃にはすでに廃線になっていた。

下津井電鉄は1914年に下津井と宇野線の茶屋町間が開通する。
茶屋町と味野間は1972年に廃止される。
味野と下津井間は瀬戸大橋開通後の1991年に廃止され全線廃止となった。

それまでの四国の連絡は徒歩などにより下津井と丸亀であった。
1910年に宇野線が開通したことにより四国への連絡が宇野と高松になった事に危機感をもった。
それに対応するために下津井電鉄が開通する。当初は蒸気機関車やガソリン車から電化し電車となる。戦中、戦後の燃料事情の悪い時は福南山の登りを登れず全員降車して押していたとと児島に住んでいた高齢者の方が話していた。

このころの駅の風景を見ると乗客もかなりいたようだ。下津井から丸亀にフェリーがありフェリーから降りた人が下津井電鉄を利用していた。
私は鉄道マニアをやっていて下津井電鉄の硬券切符やバンフレット時刻表
、フェリーの時刻表もいまでも持っている。

 茶屋町と味野間の下津井電鉄は別途お送りします。