懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  釧路湿原の蒸気機関車

2013年01月16日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道釧網線塘路周辺(釧路湿原)

道東に蒸気機関車が廃止になる前に訪れた。
釧網線はC58形蒸気機関車が牽引していた。道東はC58形、C11形が運行されていた。ともに人気のない蒸気機機関車で進んで訪れる気にはならなかった。しかし、蒸気機関車の走っている場所も限られるようになり訪れた。今となっては蒸気機関車をより好みしてして撮影するのはバチがあたる。
なんでも撮影しておくべきだった。
釧路湿原は釧網線塘路駅から30分ほど歩いた小高い山から一望できる。
釧路湿原は川と池と湿地で池は冬季のため結氷していた。市街地の近くの小さな池では子供がスケートをしていた。
朝訪れたら山の木々には霧氷が出来ていた。
北海道ではこんな低いところにも霧氷が出来るのだと感心した。
今年もマイナス30℃になったところがあったが当然のように霧氷が見られるのであろう。
その湿原の中を釧網線は走る、ずっと向こうから白煙を吐きながら近づき走り去っていく姿が10分以上にわたり眺めることができた。
白煙がいつまでも消えず尾を引いて走る姿は龍のようにも見えた。
C58形蒸気機関車の牽引する釧網線は余り気が進まなかったが来て良かったと思う撮影旅行だった。
釧路湿原では天然の丹頂鶴のつがいをみた。その頃、285羽しかおらず保護につとめていた。今は千数百羽に増えているいると聞く。