懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み 岡山県建部町

2013年05月13日 | 古い町並み
撮影場所 岡山県建部町(現在は岡山市)

岡山文庫の「岡山の街道」の本を見ていたら津山往来の項目のところで建部の町並みの事が書かれていた。建部は岡山と津山を結ぶ津山往来の途中にある。
このあたりは旭川の西岸に民家が並ぶが次の福渡へは舟で東岸に渡っていた。
福渡の町並みは昭和の建物がほとんどで私の好みでなかったので撮影せず。
この日は建部町鶴田の棚田地帯に茅葺民家があるとの情報を得てその前に立ち寄った。

建部には建部の森や八幡温泉、メダカの学校を立ち寄った事はあったがこんなところに古い町並みが残っていたとは知らなかった。通常は国道53号線は旭川の東岸を走るのので走る事はすくない。
建部駅の数百メートル東側であろうか、規模は百メートルくらいの短いが片面に民家が並ぶ。かっては商売をしていたのか今はひっそりとした町並みである。
待っていたが人通りもない。何の演出もなく素晴らしい町並みである。
車の駐車などもないので好都合である。古い民家に車は邪魔物である。ガードレールや道路の白癬や記号、ガードレール、電柱、道路標識も邪魔物である。
出来る限り入らないように構図で撮影するしかない。
車の場合は立ち退くまで待つかやんわりと移動をお願いする。
写真を撮るには「待つ」事と「交渉」する事は大切な事である。
撮影する行為は人間修行のひとつでもある。待って我慢すること最後までやり通す根性も必要で何歳になっても修行である。