懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしの蒸気機関車写真展 その5 「沿線風景」 雑木林

2013年05月30日 | 懐かしの蒸気機関車写真展
撮影場所  室蘭本線沼ノ端

沼ノ端周辺の雑木林の間から蒸気機関車を撮影する。
蒸気機関車の写真となると正面から驀進してくる写真が多くなる。
沼ノ端あたりは煙も少なく標準レンズで撮影するのであまり迫力のある写真にはならない。
D51蒸気機関車なら近くに沢山いたのでパターンを変え雑木林などから撮影してみた。
沼ノ端は平地に近いが白樺が雑木林に混じっていた。
白樺は長野あたりでも1000メートルくらいの高度でないと存在しない。
我々の西日本には白樺は自生していないと思う。高原の観光地には見受けられるがあれは植栽されたものとおもう。
先週、東北に撮影に出かけたが青森でも500メートルくらいの高度でないと白樺は無かった。
道東に行くと沿線に白樺林が延々と続く路線があった。しかし、時間がなく撮影できなかった。
白樺は利用価値のない木材だそうだ太くならないし炭や薪にしかならなかったようだ。
建設用材になるにはまっすぐに伸びある程度の長さと太さが必要である。
家具にするのにも硬くて加工もしにくいようだ。

白樺は春の芽出し前に小さな穴を開けてストローを差し込むと甘い樹液が採れる。
メイプルシロップほどの甘さは無いが土地の人は春の恵みと楽しみにしている人がいる。
樹液の甘く出やすい木材は虫にとっては格好の栄養源だしカミキリ虫の幼虫などに食害されるおそれがある。大木になる前に食害されるので大きな木がない事の一因かもしれない。

10年ほど前に沼ノ端のあたりを車で走ったいたら五月初だつたので水芭蕉が沢山みられた。鉄道と水芭蕉を撮影することも可能である。