懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 モノクロ 兵庫県旧南丹町

2017年11月09日 | 茅葺き民家
今は篠山市になっている。舞鶴自動車道の高速道路も通り田舎の雰囲気はなくなった。
昔の丹波篠山である。
田舎の雰囲気が満載であったが次第に宅地化が進み茅葺民家も姿を消す。
国道372号線沿いにあった茅葺民家も解体撤去されたものが多い。
漆喰壁の倉も在来工法で補修する人もいないし金も掛かる、剥がれたままである。

無住になったものは帰る人もなく解体し更地になる。
日本に持ち主が特定できない土地が北海道の面積だけあると書いてあった。
山林や田畑で耕作していない土地は遺産相続もされておらず持ち主も多岐にわたり大規模造成するにも困惑している。
過疎地の田畑はいくらの金にもならず放棄する人が多い。
私の住む地元の農家の人がいっていた。農地はこちらから売るといえば農地の価格で安く買いたたかれる。しかし、病院や介護施設の建設ならは買手が坪15万円で売ってくと言ってくるるので何倍から十倍にも売れるといっていた。

空き家と放棄地、人口減少、過疎化、高齢化で新たな問題が起きる。

買ってくれるなら中国人でも山林を売却しているところがあるが将来に禍根を残しそうだ。