懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 その60 五稜郭D52灰掃除

2018年02月05日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 北海道函館本線 五稜郭機関区


五稜郭でD52型蒸気機関車の灰掃除をしている風景を撮影
機関車の缶に残った灰を掃除して外に取り出している。
下に捨てられている灰が掃除で出て来たもの。
灰をそのままにしておくと空気、火炎の通りが悪くなり効率が低下する。
エアーで配管に付いた灰を吹いて炉底に落しスコップで外に出す。

石炭には5パーセントくらいの灰分があるので一トン燃やせば50キログラムの灰がでる。

全国の機関区を巡り機関庫や給水給炭設備、掃除やメンテナンスの風景を撮影しておけばよかったのにと思う。

駅の風景や駅前の風景、町並み人々の暮らし消えて無くなるであろう昭和の光景を計画的に撮って置かないといけなかった。
過ぎ去った昭和に生きた者としては撮るチャンスはいくらでもあったのに徹底して実行していない。心の底にはそんなの撮っても何の役にも立たない。金と撮影した時間惜しいだけの思いがあった。
昭和が過ぎて長い時間が経たないと気付かないものだ。

そんなのが自由に出来るのは独身時代と子育て後、定年後であろうか