懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,432 青森県つがる市の民家

2018年03月02日 | 日本茅葺紀行
青森県つがる市の西の端は砂丘地帯が十三湖まで続く。
海岸に近いところは松の防砂林が続く。
海岸近くの砂が吹き寄せるところは各地松林が植えてある。

鳥取県の鳥取砂丘近辺の風景に似ている。
松林は日本各地に残っている。能代市の松原や唐津の虹の松原は壮観である。
時間のある人は日本の松原巡りをすると面白いと思う。
黒松は少々潮風が吹こうが地下水に塩分があろうと強いものだ。

余談だがつがるといえば横浜市の野見山動物園につがる君という日本一長寿のラクダがいた。この動物園は入園料が安くこのラクダは人気者だった。青森の人が個人で飼っていたが世話ができず動物園が引き取った。飼われていた地名からつがる君の名がついた。
つがるの名を聞くとつがる君のドキュメントを思い出す。


つがる市の砂丘の中に湿地があり初夏には日光キスゲが咲き乱れる。
日光キスゲなどは霧ヶ峰のような高いところにある高山植物と思ったが青森までくると平地でも見られるのだ。

この砂丘地帯を横切り日本海にでた途中集落が点在するが民家が新しく茅葺きはなかった。
日本海にでて若者が一人ルアーで釣りをしていた。
海岸を独り占めできる釣り人の少なさである。ヒラメやカレイ狙いで来ている。
70センチくらいのヒラメは何回か釣ったという。
釣り好きにはたまらない場所だ。
定年後全国を旅をしながら釣りをして晩御飯のおかずにする人がいる。
鯵が食べたければ岸壁からサビキ釣り
こんな旅も楽しいと思う。

砂丘地帯から数キロ内陸部に県道が走っている。十三湖までいける。その道沿いに茅葺き民家が残っていた。