家内は年寄りばかり20名のランニングクラブに入れ毎月一回か二回マラソン大会にでている。
フルマラソンは年に一回か二回でるが途中棄権が多くなった。
マラソンに出る位の元気な老人のため毎朝10キロ走り昼間は家庭菜園をしている男性が多い。
そんな家庭菜園をしている男性の畑に女性が四.五人で野菜を貰いに行く。
女はこんな交渉は上手いものだ。この前も大根と白菜を貰ってきた。
家内も野菜は作っているが法連草チンゲン菜の葉物や玉ねぎ、スナップエンドウなど手間が掛からず作れるものだけだ。
もらってくるダイコンや白菜は買ったような立派なものだった。深く掘り柔らかな土でないとまっ直ぐな大根はできない。
私はこんな交渉で野菜を貰うのを耕作でなく口作だなあといった。口で褒めて野菜をいただく、これも生きるための智恵であろうか。
田舎に暮らしているとだれかれと余った野菜をくれる。いくら家にあってもいらないと言わない。いうと二度とくれない。
貰ったものは子供や知り合いにあげればいい。
歳を取ると大根やゴボウが美味しい。ダイコンの煮付けやおでんは飽きない。