懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山文庫

2018年11月29日 | 日記

岡山には岡山文庫という単行本がある。昭和40年くらいから毎年6冊くらい発行している。

今まで312のテーマで発行している。岡山の文化を後々まで記録と伝承のために出されている。

私も岡山へ転勤してきたのは昭和44年、何十冊か発行されていてそのうちにネタ切れになり止めるだろうと思ったが現在も続いているのは驚きだ。しかも50年前の本が今も買えるのが驚きだ。買わなくても図書館ならば置いてある。

この文化を文庫に残すのが凄いと思った。まるで各地の産物や植物など記録に残した古代の風土記である。

岡山位の人口で本離れの時代にいくら売れるのかは知れないが経営的に成り立つものだ。 

私も写真の参考に岡山の民家.岡山の街道.岡山の民具を買った。

しかし、岡山は故郷でもなく勤務先でしかなく岡山に愛着は感じなかった。

この本を参考にして撮っても二番煎じになるだけで余り撮影しなかった。

50年も経過して今考えて見ると二番煎じでも撮った方が良かった。時代は元には帰れない。

撮っているうちに自分の考えやストーリーで撮っていたと思う。

テーマもいろいろと浮かぶ茅葺民家.駅.水路.古い町並み.漁港や連絡船

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日本茅葺紀行 NO,483 愛媛県旧野村町

2018年11月29日 | 日本茅葺紀行

撮影場所 愛媛県野村町 現在は西予市

西予市は今年の7月の豪雨でダム放流が多すぎて家屋.人命.車を押し流した。

ダムがあるから治水効果があり大丈夫という誤った先入観がある。

ダム貯水量と土壌の吸水量と降水量により大きく違う。

今年の七月は雨も多かったのでダムは満水に近く土壌も吸水代がなく、そこへ五〇〇ミリの雨が降った。

降った量だけ河川にながれだした。河川の堤防が越流しない雨量は二〇〇ミリで設計されている。

堤防が防げる雨量の2.5倍降っている。

茅葺き民家のあった集落は惣川という四国山地の深い谷筋を上っていく。四国の山も険しい地形である。山腹に集落が点在している。日本はどこへ行っても少し平らなところがあれば人は住んでいる。

あと15キロも進めば高知県との県境、檮原町に入る。

四万十川の源流であり坂本竜馬が脱藩のため越えた山中である。