岡山には岡山文庫という単行本がある。昭和40年くらいから毎年6冊くらい発行している。
今まで312のテーマで発行している。岡山の文化を後々まで記録と伝承のために出されている。
私も岡山へ転勤してきたのは昭和44年、何十冊か発行されていてそのうちにネタ切れになり止めるだろうと思ったが現在も続いているのは驚きだ。しかも50年前の本が今も買えるのが驚きだ。買わなくても図書館ならば置いてある。
この文化を文庫に残すのが凄いと思った。まるで各地の産物や植物など記録に残した古代の風土記である。
岡山位の人口で本離れの時代にいくら売れるのかは知れないが経営的に成り立つものだ。
私も写真の参考に岡山の民家.岡山の街道.岡山の民具を買った。
しかし、岡山は故郷でもなく勤務先でしかなく岡山に愛着は感じなかった。
この本を参考にして撮っても二番煎じになるだけで余り撮影しなかった。
50年も経過して今考えて見ると二番煎じでも撮った方が良かった。時代は元には帰れない。
撮っているうちに自分の考えやストーリーで撮っていたと思う。
テーマもいろいろと浮かぶ茅葺民家.駅.水路.古い町並み.漁港や連絡船