懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

デブの脅威 ボクシングタイトルマッチ

2019年06月03日 | 日記

ボクシングのヘビー級タイトルマッチで大番狂わせがあった。

三団体チャンピオンのアンソニー ジョウシュアーがランク5位のアンデイ ルイスに7回TKO負けをする。何が面白いと言っても大番狂わせが一番面白い。

イギリスのテレビ番組でスーザンボイルが中年のおばさん姿で出てきて美声で歌い切った時の歓声がボクシング会場にも流れた。

ジョウシュアーは五輪金メダリストでWBA,WBO,IBFの三団体のチャンピオンで当初の相手がドーピング違反で代役としてルイスは出場した。

ルイスの体形はタレントの内山信二のようなデブ

あんな体形でスタミナ切れで何回も持たないだろうと思った.

チャンピオンは身長2メートルの筋肉質 身長差12センチ リーチも差あり

1回か2回で決着がつくと思ったであろう。

三回にジョウシュアーがダウンを奪う。これで終わると思ったらルイスの猛反撃でジョウシュアーが2回ダウンを喫する。

このダウンのダメージを引きずったまま7回に2回ダウンを喫して戦意喪失でTKO負け。

咬ませ犬と思われた相手に倒されてしまった。

ジョウシュアーは筋肉質でクリチコ戦であったように打ち過ぎるとスタミナ切れを起こす。イチローや井上尚弥のように余計な筋肉は必要ないと思う。

筋肉が多いと疲労物質も溜まりやすいし肉離れなどの故障を起こしやすい。

ルイスはあのデブで身体が柔軟だしスピードもあるし防御の目がいい。相手のパンチをもらわなかったのが勝因だ。しかも猛者を恐れず果敢に打ちあいにいって大振りもせず適格にパンチを決めていた。

K-1でマークハントがチャンピオンになった事がある太目だが動きはあるしパンチも強かった。よく似ているがルイスはもっとデブだ。


照葉樹

2019年06月03日 | 日記

照葉樹 

庭の木々を剪定していないので生い茂っている。もっこくや藪椿や金木犀の新芽がでている。

岡山では庭に植える木を庭の七木と言われている。

縁起や長寿、子孫繁栄を願ったものである。

岡山の庭の七木は黒松、クロガネモチ、うばめがし、きんもくせい、柊、南天、もっこくである。黒松やウバメガシは長寿 クロガネモチや金木犀は金運、柊や南天は魔除け難除けであろうか、モッコクはいつも照り輝いているので健康であろうか

 

落葉樹は家が絶えるのを嫌い植えない。

しかし、東北など寒冷地ではブナや柏が春まで枯れ葉を落さないのでゆずり葉と呼と呼び重宝する。本当のゆずり葉は神社などに植えてある葉の軸の赤い常緑広葉樹である。寒冷地では育たないのでブナや柏で代用している。

〇〇の〇木という言葉が各地にある。

江戸の五木は赤松、糸ヒバ、カヤ、イヌマキ、モッコクだそうだ。モッコクだけ岡山と同じだ。木曽の五木という言葉もある。尾張藩が建築用材を確保するため伐採を禁じた木曽の山の木 ヒノキ、あすなろ、高野槙、サワラ、ネズコだそうだ。

 

岡山の七木のうち五木が常緑広葉樹である。冬の寒さに耐えるよう葉が肉厚で照り葉である。別名を照葉樹と言われている。

古来、日本の温かい地方の山は照葉樹で覆われていた。しかし建設用材にも使いにくいし伐採されて杉やヒノキの植林に切り替わった。海岸地帯を走ると今頃はスタジイの新芽で山が爆発したように見える。照葉樹林は宮崎県綾町の原生林が有名である。鹿児島から知覧や指宿に向かい有料道路が走っている。この山中は植林もされず照葉樹林がずっと続いた。

紅葉の時期だったが落葉広葉樹がほとんどないのでハゼがわずかに赤く見えるだけだった。 

明治神宮は来年で百周年を迎える。日本の古来の森を作った人工実験林である。完成するのに150年かかると言われていたが動植物の専門家が調査したら100年で完成したといわれている。照葉樹林を主体とする森ができあがった。参道以外は環境を守るため立ち入り禁止を守っている。明治神宮は動物植物や昆虫、キノコ、池の魚まで大正時代の生態系がタイムカプセルで残っている。参道に落ちた落ち葉は掃いて森にすべて還す徹底ぶり

この設計をしたのは林学博士の本多静六氏である。氏は株式投資での資産家である。子孫に残さず寄付したという伝説の人である。

ドライブで各地に行き山や神社の植生を見るのも楽しみである。