懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

彼女は安楽死を選んだ

2019年06月06日 | 日記

52歳の女性が多系統萎縮症を発病しスイスで安楽死の道を選んだ。NHK 6/2放映

多系統萎縮症は進行性の病気でいずれ呼吸停止で死に至る。

四人姉妹の三女で未婚で家族はいない。

二人の姉に迷惑を掛けないため体力や精神力のあるうちの選択であった。自殺を何度も図ったが力が弱く実行できなかった。

安楽死を認めている国は6か国 外人を受け入れいるのはスイスだけ。 

その機関には難病やガンの末期患者17名が日本から申請がある。

ドキュメントでは同じ病気でほとんど身体の機能を失っても延命処置を続ける患者も追った。シングルマザーで娘がいて患者の母親も健在な家族だ。

家族はどんなに病状が進行しても生きていて欲しい願いだった。

私も他人事では抹消神経系統の特定疾患(難病)でいつ寝たきりになるか分からない。

安楽死した患者は車椅子からベッドに移るのも楽にやっていたし移動にワゴン車に乗っていた。介助はあっても私より足の踏ん張りはきいていた。

私はリフト付きの車でないと乗れない。

これから進行すると自死も考えてしまう。小便は排出できず残尿があると感染症を起こすので一日に八回カテーテルで自己導尿している。大便は今のところ腕で便器に移乗してやっているがこれができないとオシメしかない。オシメになり他人に処置してもらうなら生きいる意味がないと思う。

車椅子や寝たきりは動かないので排尿も排便も出にくい。便秘がちなので浣腸や下 

剤をつかう。

難病には脳や神経に関するものが多い。原因が分からず治療薬がないから難病である。脳と神経は頭から脊髄を通し尾骶骨までつながっている。脳や脊髄の中に髄液が流れていて神経へ栄養を供給する。一日に150cc作られ古いのは血液に流れ排出される。多系統萎縮症は脳、脊髄、抹消神経に障害がでる。

難病でもパーキンソン病の患者は薬ができ平均寿命くらいまで長生きできている。難病から外す動きもある。

私と同じ会社に勤めていた人がパーキンソン病である。私より4歳下であるがまだセックスをしている旨の話しをするのでセックスの出来る者が難病指定はおかしいやんと言った事がある。

安楽死にはどんな薬を使うのかネットに載っているので書かない。

中枢神経を停止したり心臓を停止する薬が使われるようだ。以前に筋弛緩剤を使い殺人事件があった。点滴の患者に薬を入れて殺した例もあった。

会社勤めの時にノイローゼで自殺をはかった者がいた。化学工場なので窒素は各所に取り出しがある。それから細いホースを引き大きなポリ袋を被り自殺をはかった。

人間は肺の中が窒素に入れ替わった瞬間に気を失う。窒素は空気中に78%あるが酸素が18%以上なければ酸欠を起こす。タイの洞窟で増水で閉じ込められた。

救助隊が到達したときには酸素濃度は13%まで低下していた。

あの番組を見て自分の命は自分で決めると思った難病や末期がんや障害者は大勢いたと思う。