懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 山間の民家

2019年06月30日 | 茅葺き民家

撮影場所 徳島県旧貞光町

山間部は家を建てるのも畑にするにも平地がないので斜面に石垣を積み平地を造る。

集中豪雨があると斜面ごと崩落する災害が発生する。

日本にはこんな厳しい環境で暮らしている人が大勢いる。

先祖の築いた土地を自分の代で放棄するわけにはいかない。

使命感で暮らしているのだろう。田畑や先祖の墓も守っているのであろう。

撮影の傍ら人々の暮らしやこの地で生きるポリシーや喜びを聞き出すのが旅であると思う。

写真を撮るだけではなくどうその人が生きてきたかを学ぶのも必要である。

そんなのは初対面の人には聞きにくい。聞きにくい事をどうして聞き出すかが日頃の訓練だと思う。

 

親が死んで遺体のまま放置する。縁の下に埋めて親の年金で暮らす。

好きで一緒になった夫婦が妻を殺し遺体を切断して放置する。

最近の日本人は勤勉さと思いやり愛情を忘れてしまったように思う。

貧乏でも死んだ親の供養はやった。

死んで子供に粗末に扱われないよう尊敬される親であるかが試されるところだ。

自分の墓や墓地、葬式代は自分で用意しないとしてくれそうにない。