家内が夕食のカレーは牛筋肉カレーだった。
筋肉も肉の旨味があり美味しいものだと思った。
以前から作っていたのに、それに気づかぬ鈍感さをなじられた。
牛筋肉の煮込みは一杯飲み屋の定番料理だそうだ。私は酒が全く飲めないので一杯飲み屋には行った事がない。スナックや一杯飲み屋に通った数で男の値打ちが決まるという人がいた。遊んだ女の数で男の値打ちが決まると自慢するのもいた。
話しは逸れるが男の値打ちは何か、つくづく藤井聡太は凄いと思う。歴史ある旅館や会場で報道陣が見守る中、父親世代を相手に平常心で戦うのは凄い事だ。 勝っても奢ることなく淡々と修行を積んだ千日回峰の修行僧のようでもある。
山形県の国道1.13号線沿いに道の駅、飯豊がある。いつでも車が一杯の道の駅だ。ここで牛筋煮込みとイモ煮が食べられる。山形の煮込みは味噌汁位の味付けで汁まで飲むのが基本だそうだ。
イモ煮はホテルの朝食にも出るし、沢山食べたので牛筋煮込みを食べる。
イモ煮も米が貴重で腹を満たすために、サトイモやジャガイモと野菜を一緒に炊いた。肉が入ったのは40年前からだそうだ。
山梨のホウトウやうどんも米の代用食だったのであろう。
定年後、延長で三年近く働いた。再雇用で働いていたのが他に一人いた。
この人が冬には聖護院大根や大根を、作っていて会社に持って来ていた。
都会の電車通勤ではこんなことはできないだろう。
私が牛筋肉と調味料を持って来て昼休みに煮込んだ。大きな鍋と電熱コンロは会社にあった。聖護院大根3個と牛筋肉を煮込む事、三時間、15人位で食べた。煮込みは聖護院大根だなあ。
大根たっぷり牛筋肉いりオデンも作ったことがある。