懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 山際の民家

2020年08月30日 | 茅葺き民家
撮影場所 兵庫県丹波篠山市

背後に山があり日本むかし話に出てくる光景だ。
山際に家を建てるメリットは山が北風を押さえてくれる。昔であれば薪も裏山で得やすい。山裾は井戸を掘れば水が出る公算が大きい。
デメリット、蛇やムカデ、カメムシが頻繁にくる。猪や猿が頻繁にくる。豪雨で土砂崩れ、山火事があると類焼する。
昔の地割を見ると民家は山裾や斜面に建てる。米を作る田に家は建てない不文律があったのか。

会社勤めの時に山際に住む人がいた。三回もムカデに噛まれた。
マムシやムカデ、蜂は抗体ができるので2度目 3度目は命が危険と言われている。彼は一度目の被害は紫色に大きく腫れていた。
しかし、2度目3度目は咬まれたところが赤くなる程度だった。
ムカデは布団の中に潜り込んでくるので動くと噛まれる。
私が冗談でムカデでなくてカムデと名前変えないと言った。
彼は結局、造成団地に家を建てた。