2019年2月26日(火)
今日はランチ会。
15年前と10年前に退職したパートさんから連絡があった。
「長野に引っ越すの?ランチ会しましょ」
本当に久しぶり。
年賀状でのやり取りで会うことはなかった。
ふたりとも洗浄室で使用した器具の洗浄をしていた。
辛いこと、嫌なこと、嬉しかったこと。
洗浄室で良く話をした。
人生の先輩たちは励ましてくれたり、アドバイスをくれたり、一緒に喜んでくれたり。
良い時間だったと思う。
私の離婚もあり、ずっと気にしてくれていた。
時にはお見合いのお世話もしてくれた。
すでに75歳と70歳の二人。
年は取ったがお元気で、市の主催のカルチャースクールに参加しているそうだ。
「お祝いのプレゼントのかわりに、食事代を出すから好きなもの選んで」
と言うわけで限定のランチを注文した。
昔と同じように何でもない話を楽しくする。
ひとりの方は40代でご主人を亡くし、子供はいるもののひとり。
「やっぱり一緒にいる人がいるのは良いわよね」
ひとりの方は役場勤めのご主人が退職して、今もご主人と二人。
「世話が大変よ。ひとりが自由でいいわよ」
50歳過ぎてからの再婚にみんなが言う言葉。
離婚経験者は再婚することが多い。
これは経済的な問題や、子供の育成のためにだけではない。
隣に信用できる人がいることの安心感を知っているからだと思う。
「夫婦でなければ話せないこともあるでしょ」ひとりの方が言った。
私の母でさえ、3年前と今では違う。
それは父が他界したことが原因である。
「ありがとうございます」のあいさつの後、私はまた長野に行くことになった。
長野も暖かくなったのだろうか。
適当に荷物を詰めて、カメラを持って家を出た。