還暦の年。
十干十二支の60通りの暦が1周して、生まれた干支に戻った。
「60歳から第二の人生を歩むぞ」と思っていたが、全く第二の人生が見えない。
長野に来てから自分のやりたいことを考え直していたら、自分のやりたいことが見えなくなっていった。
「もう、還暦だからね」
今更新しいことを始めても、匠にはなれない。
そんなことを考えていたから、新しいことを探すこともしなくなった。
まあ、それで人生がつまらなくなったかといえばそうでもない。
考えることを辞めただけで、悩みが減ったからなのかもしれない。
それから「趣味は何ですか?」と問われて「ありません」と答えるくらいだろうか。
ところが最近、立て続けにテレビで聞いた言葉にハッとした。
「探すのを止めたら終わり、探し続けなくては」
「新しい夢は見つかる。探すのを諦めないで」
そうだよ、還暦だからって探すのを諦めることはない。
身にならなくても、探し続けてもいいのかもしれない。
90代で切り絵を始めて、素晴らしい作品を残しているおばあちゃんもいる。
探さなくては、新しい夢も作れない。
というわけで、考えたのが100の達成。
1年間に何かを100達成したい。
過去には映画100本とか、本100冊とか目標を立てたこともあった。
100とは、1週間に2のペース。
結局、時間がない、お金がない、やる気がない。と目標は達成できなかった。
そこで、今回は達成できそうな100を選んだ。
1年間に100冊の絵本を読む。
還暦は0に戻ることだから、絵本から始めるのも良いだろうと。
子供が絵本から影響を受けることは多々ある。
さて、どんな本を読んでいこうか。