今月の2本目。内容を書いています。知りたくない方は、読まないで。
嫌われ松子の一生
私は泣きました。
ストーリーは、とっても暗いのに、演出がとてもコミカルに作られていて、映像も明るく、流れる曲もテンポのよく、ジメジメした映画には仕上がっていません。
しかし、私は泣きました。
●いい子で育ってきた松子。
父親の希望通り、教員になり、順調な人生を歩んでいるように思えましたが、ちょっとしたウソ?というより、すべてを丸く治めるために取った行動が、人生を変えてしまいました。
★馬鹿だな・・・と思いながらも、いつも私がする行動では?と。
まだこの時点では、映画にのめりこめていなかったのです。つくり話ぽすぎて。
●教員をクビになり、家を出て、作家志望の男と同棲。暴力におびえながらも、尽くす。
しかし、目の前で、男に自殺される・・・
★このシーンでは、ボロボロ泣いてました。結婚生活思い出して・・・
宮藤官九郎が作家志望の男を演じていたのですが、旦那に感じが似ていたのです。
●その後、作家志望の男の友人と不倫。週に1度彼が来るのが待ち遠しい日々。
しかし、不倫がばれて「人の物が羨ましかっただけだ!」の言葉とともに破局。
不倫でも、一生懸命愛していたのに・・・
★この男は、私にとってセフレ。
彼も独身なので、不倫にはなりませんが、彼が私を抱くのも、「人の物が羨ましかっただけだ!」のような気がして。
セフレは旦那の上司でした。だから、セフレ以上には進めないのです。
●そして、ソープ嬢になり、店のトップに。
その後、やる気をなくした頃に現れた男と同棲。「もうどうでもよかった・・・」と松子。
★松子は、素がまじめで、一途だから、トップになるのも納得。
そして現れたヒモ男。「もうどうでもよかった・・・」の言葉に、ドキッ。
ヒモ男役の武田真治の演技が、私のヒモ男によく似ていて「ヒモ男はみんなこうなのね」と納得。
●ヒモ男は、若い女に、松子の稼いだお金をすべてつぎ込んだ。
裏切られた松子は、ヒモ男を殺害。
★私の思いまで一緒に・・・なんか「スキッ」としたシーン。
私も、もっと攻め立てればよかったのかしら?
でも、ヒモ男を真剣に愛そうとは思っていなかったからねぇ。
●逃走中に、理容店の男と同棲。これで落ち着いて幸せになれる。
そう思ったときに「逮捕」
★犯罪を犯していたから、逮捕されるのも仕方がないけど、「松子がこのまま幸せになるはずがない」と思ってしまう私。
男運が悪い女は、簡単に幸せになんかなれない。そうなのよ。
理容店の男って、係長なのかな?でも、まだ一緒にいたいとは思えないからな・・・
●8年間刑務所に服役。その間もまじめに過ごす。感情が無いかのように、同じことの毎日。
「出たら、待ってる男はいるの?」「いないわ」
★「待ってくれる男」つまり、自分のことを思っていてくれる男。
私にも「いないわ」。だって、待っていてくれるほど、私が愛する人がいないのだから、しかたないわね。
これって寂しいことなのよね・・・
●出所後、教え子と再会、彼はヤクザになっていた。彼が原因で、教員を辞めることになった。
「なぜウソをついたの?」「先生が好きだったから」の告白。
松子の気持ちが動く。
一度は自分のアパートに入ったものの、外にいる彼に対して「ここにいても地獄、出ても地獄」。
そして、同棲が始まる。
再び、暴力の日々。それは、松子がヤクザを辞めさせようと思ったから、でも、そんなことを聞かない彼に対して、「それなら、ヤクザの女になる」
★このヤクザの教え子とのシーンでは、もう涙が止まらなかった。
松子の心の葛藤が、辛かった。
好きになったら、それがいけないことだとわかっていても、行動してしまう。
「人を好きだ」と思った瞬間のパワーって、すごいものだと思う。
私も一緒。だから、安心しきった恋愛って苦手なのかな?
●ヤクザの彼が服役。4年間、彼のことだけを思い、待ち続ける。
出所はしたが、彼はまた服役する。
そして松子は、「もう人とはかかわりたくない」と、引きこもり生活を始める。
松子40歳。
★「もう人とはかかわりたくない」そう思ったときが私にもあった。
でも、一人になることが怖かったし、辛さは増すばかり。
だから、できるだけ人と一緒にいたい。とバイトを続けた。
セフレやヒモ男も周りから見れば、厄介な男達だけど、私の精神的な面を救ってくれた、ある意味恩人なのかもしれない。
40歳の私。松子にはなりたくない。と涙・・・
●53歳になった松子。やっと人生をやり直すきっかけがつかめたとき、荒川の河川敷で死体で見つかった。
なんて一生なんだろう。男に振り回され続けた一生。もっと自分で目的を持って生きれば、違った人生を歩めたのか?
服役中に理容師の資格も取り、それで食べていくこともできたのに、ヤクザの男と暮らすために仕事も辞めた。
でも、それはその時々で、相手の男をキチッと愛していたからできること。
自分をささげることの愛情。
男から見れば、嬉しい反面、すごく重荷になっていたような気がする。
短い時間に松子の一生が、そしてその時々の松子の気持ちがわかってしまうのも、映画に使われているものすべてが、私に伝えてくれるからだと思った。特に音楽。すべて印象に残りました。
もう一度、見たい映画です。
嫌われ松子の一生
私は泣きました。
ストーリーは、とっても暗いのに、演出がとてもコミカルに作られていて、映像も明るく、流れる曲もテンポのよく、ジメジメした映画には仕上がっていません。
しかし、私は泣きました。
●いい子で育ってきた松子。
父親の希望通り、教員になり、順調な人生を歩んでいるように思えましたが、ちょっとしたウソ?というより、すべてを丸く治めるために取った行動が、人生を変えてしまいました。
★馬鹿だな・・・と思いながらも、いつも私がする行動では?と。
まだこの時点では、映画にのめりこめていなかったのです。つくり話ぽすぎて。
●教員をクビになり、家を出て、作家志望の男と同棲。暴力におびえながらも、尽くす。
しかし、目の前で、男に自殺される・・・
★このシーンでは、ボロボロ泣いてました。結婚生活思い出して・・・
宮藤官九郎が作家志望の男を演じていたのですが、旦那に感じが似ていたのです。
●その後、作家志望の男の友人と不倫。週に1度彼が来るのが待ち遠しい日々。
しかし、不倫がばれて「人の物が羨ましかっただけだ!」の言葉とともに破局。
不倫でも、一生懸命愛していたのに・・・
★この男は、私にとってセフレ。
彼も独身なので、不倫にはなりませんが、彼が私を抱くのも、「人の物が羨ましかっただけだ!」のような気がして。
セフレは旦那の上司でした。だから、セフレ以上には進めないのです。
●そして、ソープ嬢になり、店のトップに。
その後、やる気をなくした頃に現れた男と同棲。「もうどうでもよかった・・・」と松子。
★松子は、素がまじめで、一途だから、トップになるのも納得。
そして現れたヒモ男。「もうどうでもよかった・・・」の言葉に、ドキッ。
ヒモ男役の武田真治の演技が、私のヒモ男によく似ていて「ヒモ男はみんなこうなのね」と納得。
●ヒモ男は、若い女に、松子の稼いだお金をすべてつぎ込んだ。
裏切られた松子は、ヒモ男を殺害。
★私の思いまで一緒に・・・なんか「スキッ」としたシーン。
私も、もっと攻め立てればよかったのかしら?
でも、ヒモ男を真剣に愛そうとは思っていなかったからねぇ。
●逃走中に、理容店の男と同棲。これで落ち着いて幸せになれる。
そう思ったときに「逮捕」
★犯罪を犯していたから、逮捕されるのも仕方がないけど、「松子がこのまま幸せになるはずがない」と思ってしまう私。
男運が悪い女は、簡単に幸せになんかなれない。そうなのよ。
理容店の男って、係長なのかな?でも、まだ一緒にいたいとは思えないからな・・・
●8年間刑務所に服役。その間もまじめに過ごす。感情が無いかのように、同じことの毎日。
「出たら、待ってる男はいるの?」「いないわ」
★「待ってくれる男」つまり、自分のことを思っていてくれる男。
私にも「いないわ」。だって、待っていてくれるほど、私が愛する人がいないのだから、しかたないわね。
これって寂しいことなのよね・・・
●出所後、教え子と再会、彼はヤクザになっていた。彼が原因で、教員を辞めることになった。
「なぜウソをついたの?」「先生が好きだったから」の告白。
松子の気持ちが動く。
一度は自分のアパートに入ったものの、外にいる彼に対して「ここにいても地獄、出ても地獄」。
そして、同棲が始まる。
再び、暴力の日々。それは、松子がヤクザを辞めさせようと思ったから、でも、そんなことを聞かない彼に対して、「それなら、ヤクザの女になる」
★このヤクザの教え子とのシーンでは、もう涙が止まらなかった。
松子の心の葛藤が、辛かった。
好きになったら、それがいけないことだとわかっていても、行動してしまう。
「人を好きだ」と思った瞬間のパワーって、すごいものだと思う。
私も一緒。だから、安心しきった恋愛って苦手なのかな?
●ヤクザの彼が服役。4年間、彼のことだけを思い、待ち続ける。
出所はしたが、彼はまた服役する。
そして松子は、「もう人とはかかわりたくない」と、引きこもり生活を始める。
松子40歳。
★「もう人とはかかわりたくない」そう思ったときが私にもあった。
でも、一人になることが怖かったし、辛さは増すばかり。
だから、できるだけ人と一緒にいたい。とバイトを続けた。
セフレやヒモ男も周りから見れば、厄介な男達だけど、私の精神的な面を救ってくれた、ある意味恩人なのかもしれない。
40歳の私。松子にはなりたくない。と涙・・・
●53歳になった松子。やっと人生をやり直すきっかけがつかめたとき、荒川の河川敷で死体で見つかった。
なんて一生なんだろう。男に振り回され続けた一生。もっと自分で目的を持って生きれば、違った人生を歩めたのか?
服役中に理容師の資格も取り、それで食べていくこともできたのに、ヤクザの男と暮らすために仕事も辞めた。
でも、それはその時々で、相手の男をキチッと愛していたからできること。
自分をささげることの愛情。
男から見れば、嬉しい反面、すごく重荷になっていたような気がする。
短い時間に松子の一生が、そしてその時々の松子の気持ちがわかってしまうのも、映画に使われているものすべてが、私に伝えてくれるからだと思った。特に音楽。すべて印象に残りました。
もう一度、見たい映画です。
私も『松子』観に行くのです。
私はクドカンが好きなので彼目当てなのですが♪
この映画は、映像と音楽もお勧めなので、行ってください。
今でも、BONNIE PINKの「LOVE IS BUBBLE」が頭でまわってます。
くれぐれも、中谷美紀に私をダブらせないように。楽しめなくなりますから・・・
★しのさん★
楽しんできてください。
出ている人も多彩ですから。いいですよ。
映画はコミカルっぽいのかなと思っていたけど、それだけではないようですね。
ミケさんのレポ読んだら、もっと興味が沸いたので是非見に行こうと思っています。
原作を読んだのですか。
映像はコミカルなのですが、松子の気持ちはしっかり伝わります。
見に行ってください。
そして、原作と映画の感想を教えてください。
見る前だったのでこの日の日記は読まずに行ったのですが・・・
ニャンコさんがどういう思いで見ていたのか知らずに
「クドカン目当て」なんて、なんだか能天気なこと言ってすみませんでした。
映画は、せつないけどおもしろかったです。
今度原作を読んでみようと思ってます。
気にしないでください。
見る人がいろいろな思いができるところが、映画のいいところですから。
「松子」良かったでしょ。
原作を読むともっと切なくなりそうですよね。私は読めそうにありません。