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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

日曜日

2011-10-02 01:44:00 | 母の介護
日曜日です。

狭い家に母と2人で住んでいながら
けっこうすれ違いの生活で
朝起きて、階下に下りていくと母は散歩中。

散歩したり、ベッドで寝たり、テレビみたり・・・
母は幸せな暮らしをしています。
3食昼寝つき、介護つき、将来の不安なし。

でも、幸せじゃないそうです。
ぜんぜん、前向きじゃない考えだから
悲惨なことばかり考えて生きています。

人のことまで悲惨にするから暗くなってしまいます。

わたしも全然この家で笑っていません。
母もぜんぜん笑っていません。
笑顔もありません。


母は耳が遠くないのでそのストレスはありません
母は自分で歩けるので車椅子のストレスはありません
母は自分で着替えもトイレもいけるのでそのストレスはありません

デイサービスからかかってくるお迎え時間電話については
ぽっかり全部忘れます。 電話がかかってきたこと全部を忘れます。

瞼が下がって目を閉じたままの状態です。
まぶたがピクピクして痙攣しています。
目玉が痛いのかまぶたが下がってくるのか本人がわからないんだから医者にもわかりません。

きょう、また眼の事を母に聞いてみたら
「 まぶたが、しぶいの 」といつもの 渋い がでました。

あす、また大学病院の検診日ですが、本人の症状が訴えがわからなくて困ります。

目が開けられなくてつぶったままで、
目をあけると、すぐに痛そうに閉じてしまって
目をつぶると顔も目も痙攣してて、
瞼の中は真っ赤で炎症があって
目がいつも痛くて目薬ばかり差しすぎで

眼科の偉い先生が神経内科へ行くべきだというのだけど
老年科の先生が神経の病気じゃないといってあっさり断った。
大学病院の待合室を見ても母のような目をつぶっている人はだれもいない。

角膜に傷が付いたときは涙がでるだろうし・・

以前手術した瞼の垂れ下がりは、すっかり元に戻った。
吊り上げていた糸が切れたようだ。 

手術がヘタクソではある。

~~~~~~~~~~~^
母が昼寝をして夕方起きてきた時
フルーツヨーグルトを作ってあげた。

でもぜんぜん食べないの。
食べないの?ッて聞いても無視。
どこか悪いの?ッて聞いても無視。
何か話しかけても、正面を向いたまま。

たしか、なんのトラブルも無いはずだったから
怒っていることは無いんだけど
なにか誤解されているんだろうかと心配だった。

何を思っていたんだろう・・・

ボケてるのかしら?



今夜の夕飯は、昨日と変わらない様に見えますが
昨日のミートソースにカレー粉と蜂蜜をいれただけで完成してしまったカレーであります。

昨日のミートソースは薄味でしたが今日のカレーは濃い味で、母にはカレー粉が多すぎた。
でも、昨日引き続き、混ぜて食べるのが苦手なので
カレーはあまりかけずに白っぽいご飯を食べていたようだ。

母と2人だけだと、夕食も簡単に済ませることができます。
家族がいろいろいて、いろいろなものをたくさん作っていたから
いままで食事つくりがストレスだったんですね。

チョコパンが帰国するあとひと月を楽に暮らさせてもらいます。

でも、しなければならないことが山積みで、
生きていくってたいへんですよ。

今日は、母が寝ている間に3時間ほどビジネスの打ち合わせと買い物で外出したけど、ずーっと階下のコタツで過ごした。
いい映画もたくさんやってるんだけど、母は外国語を拒否するようになったのでみることができない。

チャンネルを目がまわるほど頻繁に変えていたって
演奏活動が始まったって、
テレビに文句を言い出したって、
たくさんこぼして食べたって、
ゴミ箱にビンを捨てたって、
何回も同じことを言ったって、
変なことを言ったって
・・・わたしは何も言わないよ。

そうそう、昨日ケアマネに母が言いました

【 私が死んだら、この人は楽になると思うわよ ほんとよ 】って。

ケアマネは 【 なに言ってんのよ 】とすぐに言ってました。

わたしは黙っていました。

わたしの考え・・・ 母が死んだら、もちろんわたしの生活は楽になる。
          だからと言って、わたしのお母さんが早く死んだほうが良いなんて思うわけが無い。 文句は愚痴として言ったり書いたりしてるけど、いつまでも生きていて欲しいと思っています。 私は小さい頃から、母を頼りに生きてきました。
学生のころ、親が死んだらどうしたらいいかわからないと思っていました。
でも、わたしもおかげさまで成長したので親の死がまもなくやってくるという覚悟をしています。
もしかしたら、自分の死も近づいているかもしれない気もしています。

私が死んだら、しなければならないことが山ほどあります。
その相続がうまくいくでしょうか。
ああ、早く引き継ぎノートを書かないと・・




ルーブル美術館にて。
あれ?随分でかい写真だったな・・いいか、 もうどうでもいいや
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