michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

あの強さは、どこから…?   〔活動〕

2009-09-08 07:40:29 | Weblog
5日の上映会は、『ありがとうの物語』と、
水になった村』の2本の映画があったんです。

(後者の方は、わたしは残念ながら見ませんでしたが。)

会場には、その関連の書籍やパンフ、募金箱など
たくさん並んでいました。

その続きに、
“立木トラストに協力して下さい!”という、
信楽ダムの建設中止を求める会のコーナーが。

このダムの話はニュースで聞いている。

長机に並んだパンフを見せてもらっていると、

そのスタッフの方(私より少しお若い女性)が、ペラペラと話しかけてきた。
難聴の耳には、そんな風に聴こえたんです。

  必要なことだったら、何とかして聴き取るようにするけれど、
  この場合は、チョット一応見せてもらいましょう、
  くらいの気持ちだったんです。



「あ、わたし よく聴こえないので…」
と伝えると、
一瞬、戸惑ったご様子。

でも、次の瞬間には、少しボリウムを上げて、
次々に説明して下さるんですよ。

とても熱心な感じで、
自然とこちらも、真剣に口元を見て、
という姿勢になりました。

全部はとても聴き取れないけど、
だいたいの、大まかな辺りは掴める。

その問題がひしひしと胸に迫ってくる――。


でも、だけど、しかし、
わたしには・・・。

「あの、、分かるんですが、
私 いくつかの活動の援助をしているし、
もうこれ以上はとても・・・」

と告げなければならなかった。
 

「……あ、分かります、わかります……」


  それに、よく聴こえない状態で、
  とても心もとなくて
  契約なんてする気になれない。


それで、こう話した。
「このパンフ戴いて、私 じっくり読ませてもらって、
それから職場に、ちょっとしたコーナーがあるので、そこに置いて、
みんなに読んでもらいますから。」

すると、彼女は、パッと顔が明るくなり、
これもどうぞ、これもと、
さらにパンフなど持たせて下さいました。



彼女の、あの勢い・迫力には圧倒されました。


  「よく聴こえませんので…」と告げると、
  たいていの方は、もうそこで引いてしまわれる。

  彼女の場合は、それはほんの一瞬だけ。

どこからあの強さが涌いてくるのでしょう。
それだけ問題が大きくて切実、ということなのかもしれませんが。


  想いは、
  伝えれば、伝わるハズ☆
  人は、通じ合えるもの☆

そんな信念をお持ちのように感じられ、
う~んと考えながら帰路についたのでした。

  なんだか うらやましいような――。

コメント (2)
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