ある年の7月。職場の入り口で蝉が脱皮。乾くのをじっと待っていました。
「わぁ……」と目が釘付け。
同僚と、20分くらい見つめて見守ってました。
それにしても、人がもう頻繁に出入りする引き戸のすぐ横ですよ
きのうの『こころの時代~宗教と政治 ‘他者’とどう向き合うか』の続きです。
ある先生が、(わが敬愛する)中村哲さんの事例を話してくださった。
中村さんはクリスチャン。活動のアフガニスタンは、イスラム教。
現地の人が「宗教が違うのに、なぜ援助してくれるんですか?」
と訊いたそうです。
すると、中村さんは、
「山に登るのに、登り口がいくつもあるようなものです。
どこから登るにしても、みな頂上を目指して登りますよね?」
とおっしゃったとか。(大まかに)
どの宗教も、皆それぞれの幸福を目指しているはず。
ルートが違うからと排除などしない、ということなんですね。
ますます中村さんに惹かれてしまう私でした。