minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

八向山 at 厚生年金

2006年01月22日 | ライブとミュージシャンたち
 もの凄い雪の中、厚生年金は2000人以上のお客様でいっぱいでした。地方からの方も沢山いらしたと思います。本当によく来てくれましたね。まずそのことに感謝します。それにしても40周年って凄いなあ。日本のジャズを支えてきたピットイン、えらい!
 雪が心配だったので利樹が車を運転してくれ、4時頃に到着。ちょっと早いけどほかのバンドも観たかったし5時からはリハーサルが待っているから、と思って楽屋入りすると、まだ八向山の楽屋はなかった。一応、このバンドのあとに使えるようになります、と案内されて入ってみるとポンタdrさん、仙波perさん、村田tb君などのこ~い面々が・・・みんなと久々の再会で握手しつつ、居場所ないので客席へ移動。こんな雪だし、がらがらかしら?と思いきや、2階席にまで立ち見が出ている。びっくり。「渋さ知らズ」の賑やかなステージがピットイン40周年のお祭り気分をぐっと盛り上げて会場の雰囲気も最高。これからどんどん凄いミュージシャンたちが登場するんだわ、と思うと緊張と興奮でじっとしていられなくなり、また楽屋に戻る。

 もっともっと他のバンドも聴きたかったが、リハーサルの時間になったので雪の中をてくてくと御苑スタジオへ移動。八尋君とは本当に久しぶりだ。川嶋君も到着していた。みんな時間にきっちりした人ばかりだなあ。向井さんのアレンジで3管の曲を2曲、アンコール用にafro blueを練習したら、1時間で終わり。ま、そうだよね。たった3曲だし。でもたっぷりスタジオはとってあったのであとは三々五々会場入りという事になった。

 会場に戻るとジョン・ゾーンのグループが始まっていた。チューブのようなサックスの音色。どうやって吹けばあんな音が出せるのかな、などと川嶋君と話しつつサックス同士の会話が始まる。彼の生徒も20人ほどいるそうだが、初心者が多くて自分のスタイルで教えていいものかどうか迷っているそうだ。初心者よりもプロになりたい人を教えた方がきっとあっているんだろうな。

 そんなこんなで時間がずいぶんおしていたがいよいよ本番。3時から始まって9時頃になってもお客は一生懸命聴いてくれているぞ。日本で活躍する殆どのサックス吹きが出ている中でどんな演奏をすればいいんだろう。一曲目は八向山のトリオで7拍子の曲が始まった。ステージ横で観ているほうが緊張する。のどが演奏前からカラカラに乾いている。やひろっちが「いつものさっちゃんらしさで吹きまくればいいよ!中途半端はだめだよ。」っていってくれたので開き直って演奏する勇気が出て来た。ありがとう、八尋君、やっぱ戦友だわ。あっという間の2曲。なんだか短かったような気がしたけど、一人一人のソロもたっぷりなので3曲で45分しっかり演奏していたそうな(マネージャがそういってました!)。アンコールはせっかく用意していたのに会場の都合でなし。あ~、アフロブルーやりたかった。でも2曲だったけどやる事は全部だしきった、っていう感じ。赤のミニスカートで頑張りました!楽屋に戻ると「お~、女はやっぱケツだよな。」って大御所の一言にやひろっちは爆笑。「そんな事言ってくれるのはYさんだけでしょ。」ひどいよ~。でも2階席から観ていた私の母も「赤い腰巻きまいてるようだったわ。」ってそんな・・・。