minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

かわいい生徒たち

2006年01月25日 | 家族の日常
 緊張の週末が過ぎていきなり月曜から普通の生活が始まった。今週はレッスン週間。働いている人たちばかりなので夜、池袋の自宅にやってくる。毎晩いろいろな生徒がやってくるのはとても楽しい。フリージャズが大好きでいろいろなCDを私に貸してくれる南アフリカの白人、3回に1回は風邪で来れなくなるラテン好き虚弱体質アメリカ青年、全く初心者のボーカルの女の子、プロを目指す若者・・・。みんな目的は様々だけど、たったひとつ共通する点は私のライブに来てサックスが吹きたい、習いたい、って思ってくれた人たち。こういう音が出したい、っていうものがあるのと、ただ漠然とサックスが吹きたい、っていうのでは進歩の度合いがぜ~んぜん違うという事が教えていてよくわかる。特に全く初心者だった女の子がめきめき上達していくのを見ているとそれだけで嬉しくなってしまう。生音をダイレクトに聴くという事が大切なのね。
 
 私の場合も高校時代にコルトレーンのMyFavoriteThings(LPをかけながらめちゃくちゃに一緒に吹いていた!)にはまってジャズにのめりこんだのだが、大学時代に土岐英史氏と出会って実際に彼のライブでソプラノの太い音色に圧倒され「こんな音出したい!」と思ったのだった。

 音大も出ていない私が人に教えるなんてとんでもな~い、と思ってず~っと断り続けてきたのだけど、この歳になると音楽をやりたい若い人たちのお手伝いが少しでもできるのなら、って思えるようになってきた。しかも自分で意識していないで吹いてきた事が、教えていると新しい発見につながっていくので自分のためにもすご~く役に立っている。時間がある限り、音楽に情熱をもった彼らと接していきたいと思う今日この頃。(でも英語で教えるのは大変だわ。)