minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

必殺仕事人たち

2007年12月05日 | ライブとミュージシャンたち
 私も、自分で自分の首を絞めてしまった・・・・!

「サチサン、オソクナッテゴメンネ。チュウオウセンデ寝テシマッテ、立川マデ行ッチャッタ。」
このところ毎日1、2時間しか寝ていないワガンは、すっかり電車の中で熟睡しちゃったらしい。他のセネガル2人組はすでにセッティングしながら、太鼓を叩きまくって遊んでいた。スタジオ中に太鼓の音が大音量で響き渡る。「はいは~い、ちょっと~、静かにぃ~~!」と私が話す声なんぞ聞こえちゃいない。まるで幼稚園の先生になった気分。そこに遅れてワガンが登場。ふ~助かった。ワガンがいると、不思議なくらい統率がとれるセネガル隊。これでやっとレコーディングが開始できる。

 し、しかし、レコーディングのワガンはいつになく燃えていた...。テンポ130を最高目標で作った自分の曲が、レコーディングでは始まり(ワガンのソロ)から135でスタートしてたw。そしてノリノリセネガル隊はラストスパートとばかり、146のテンポに・・・・(汗)。あまりのグルーブの格好よさに、誰も「ちょっとテンポ速すぎじゃない?」なんて突っ込めない状態。こうして私が作曲したテーマが自分で吹けないという非常事態に。ひええ~~~~(涙)。家でこれからクリスマスまで猛練習しなくては。ネット麻雀なんかしている場合か!と自分に叱咤激励する。

 それにしても、未完成ながらここまで凄いとは思いませんでした(CD全体の事を自画自賛)。mingaの必殺仕事人たちに改めて拍手。この低予算の中でここまでやってくれるとは。1年かけてじっくり考えてきた事が予想以上に凄いものになったね、と<石橋を叩いて渡る>利樹も<石橋を叩かず渡って落っこちる>私も大満足。

 クリスマスに最終の細かい録音をすることになったけど、思いついた事があるので、ワガンとアブドゥにはもう一度スタジオに来てもらう事になった。よかった~、クリスマスなんて関係ね~!っていうモスリムで。TDはお正月あけで、リリースは3月頃になると思う。大河のジャケットも楽しみだわ。久々の快心のCDに乾杯!!!

 

 

祝!初レコーディング

2007年12月05日 | ライブとミュージシャンたち
 今日はmingaレコーディング3日目。昨日一日オフだったけど、朝までの録音疲れがまったくとれず、一日半死状態。そのまままた吉祥寺へ向かう。

 ギターの小畑師匠のソロを録り終わって、トロンボーンの北原君(東京スカパラダイスオーケストラ)が到着。一昨日の賑やかな、まるで動物園のようなスタジオが今日はとっても静かw。カメラマンの夏樹さんも駆けつけてくれて撮影もばっちり。いろいろと迷惑がかかるので、残念ながらこのブログに北原君の写真は載せられませんが...。

 そして、な、なんと遼介がバリトンサックスで一曲参加することに。学校の先生に断って中学のバリトンをお借りし、先に車でスタジオに運び込む。本人は学校が終わってそのまま池袋から吉祥寺まで学生服で向かっている。はじめてのお使いじゃないけれど、初めて一人で電車に乗るので、ホームなどで迷子にならないよう細かく指示w。途中で電話が入り「吉祥寺に到着した。」「おお~よく来れたね。」といそいそと駅まで迎えに行く父。

 初めてのスタジオで緊張するかと思いきや、ほとんど1テイクでオッケー。すごいじゃん、すごいじゃん、と褒めまくる。エンジニアのKさんも「いいね、いいね~。親子で競演なんて!俺も息子と競演したいなあ。」と羨ましいを連発w。

 帰り際に「このCDは息子さんが産まれる前だったんですね~。」とドイツのエンヤ(日本クラウン)から出たCD「226」を出して来たエンジニアのKさん。ななな、なんて懐かしいんだ~~~、と涙がちょちょぎれそうに・・・。そっか、このCDって、息子を産む前の録音を産んだあとにリリースしたものでした。解説の寒川さんの文章も今読むとおおお~、そんなに褒めてくれてたのね・・・しかし月日は経って今や、産んだ息子と競演かあ。

 終了後にヨドバシで音楽用のヘッドホンをギャラの代わりに買ってあげ、親ばか炸裂の一日が終了~~~。関係者のみなさま、ありがとうございま~す。あとは私の録音を残すのみです・・・(汗)。