minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

太郎のことば

2011年04月18日 | 映画、本、芝居関係
朝から息子と超気功に「免疫強化」の治療を受ける為に行って来た。その足で保健所のレントゲン検査を2人で受ける。今の所なんの問題もなかった。ほっとする。

昼に高校時代の友人と池袋でランチ。その後、彼女のお誘いで「岡本太郎展」を観に国立近代美術館まで。岡本太郎さんは同じ226生まれだったが、なんと生誕100年だそうだ。

最初にカラフルでユーモラスなモニュメントがずらっと左右に並んで壮観。なんだか気持ちもワクワクするような楽しさとエネルギーに満ちあふれている。こんなのが庭にあったら楽しいなあ~、なんて庭もないのに思ったりしてw。

太陽の塔を制作しているビデオが流れていたが、1970年の万博に行って観たにもかかわらず、地下、地上、上方と3つのパートにそれぞれ意味を持ち、あの塔の中にも彼の作品があったなんて知らなかった・・・(汗)。現在は非公開になっているらしい。という事は今も中に太郎さんのアートが残ってはいるのだろうか?そうだったらもったいない。

そして、今も鮮明に覚えているが「芸術は爆発だ!」というCM。これはマクセルのビデオテープのCMだったが、白いグランドピアノを山下洋輔ばりに弾いて、その白いグランドピアノが様々な岡本太郎色に音と共に変化し・・・太郎さんのアップで「芸術は爆発だ!」と締めくくる。今観ても素晴らしいCMだ。まったく古さを感じさせないところが凄い!

イサムノグチも岡本太郎もずっとずっと気になっていたアーティスト。2人には共通点が沢山ある。『万人に愛される芸術なんてない』とあくまでも商業デザインと芸術を切り離しつつ両方やってきたこととか。生い立ちの強烈さとか、etc....。タモリの今夜は最高に出演した時の映像もあったけど、「なんじゃこりゃ?って言われるようなものを作らなくちゃ芸術じゃない!」と盛んにしゃべっていた。タモリがたじたじだったのがおかしい。

とにかく偉大な芸術家のエネルギーをびしびしと受けて・・・最後のコーナーに岡本太郎の残した数々の名言が書かれてあって、どれもみんな凄かった。あいだみつをの毒有りバージョンだ。



そして来館者へのお土産にと、穴から取り出すようになっているスピードクジのような紙を一枚もらうと・・・



う~~ん、これを音楽と置き換えれば・・・深い深いお言葉。一人一人違う言葉を頂けるようだ。誘ってくれた友人にも感謝。

芸術って生きる事そのものなのだな、とつくづく感じた「岡本太郎展」だった。ぜひ、時間があれば行ってみてください!お薦めです!!5/8まで。