minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Escualoと腱鞘炎の関係

2013年01月22日 | 音楽&CD
昨年末、ブエノスアイレスですっかりお世話になった高野さんが来東されたのでぺーぱーむーんで飲んだ。そして高野さんは私たちの大好きなアルゼンチンのサラミとグミと・・・CDをお土産に持って来て下さった。

一枚はPipi Piazzolla(ピアソラの孫でアルゼンチンを代表するドラマー)の最新作「Piazzolla plays Piazzolla Escalandrum」でこれはぺーぱーむーんのいっきさんへ。
そしてもう一枚は「Aca Seca Trio / Tipas y Tipos」でこちらはライブ盤だ。

ブエノスアイレスでも高野さんたちの音楽情報を頼りに沢山ライブにも連れて行ってもらったのだけれど、タンゴに魅せられて移住された彼らはもちろんタンゴのライブやショーに沢山私たちを連れて行きたかったそう。なかなか自分たちのライブが多くなってしまって、本場のタンゴを最後の3日間くらいでしか堪能できなかったのが大変悔やまれるのだが、このいただいたCDのAca Seca Trioも次回ブエノスアイレスに行ったときはぜひ聴いてみたい、素晴らしいグループだ。



それにしても、この2枚とも本当にジャケットが素晴らしい。あちらでCDを買おうとすると、800円~1500円くらいなので、どうやって元とってるんだろ???って心配になるくらい凝っているものが多い。可愛いボタンがジャケットについていて、それがひとつづつ色が違うそうな。中に入っているブックレットもお洒落。こういうCDなら、絶対持っていたい!と思う。どうせ私はネットで音源買う気にはなれない古い人間です。何か?

飲みながら、高野さんが「さっちゃんたちのBANDに凄くあいそうなPiazzollaの曲があるんだ。ぜひ演奏してほしいな。」と言われた曲が「Escualo」。それ以来、ずっと気になっていたのだけれど、年末から音取りをし、アレンジをなんとか完成させた。よく見れば、Pipiのバンドでもこの曲を演奏している。さっそくぺーぱーむーんからお借りして聴いたら、これがもの凄い演奏。彼らのバンドってmingaととても似ているところがあるので、どのPiazzollaの曲もやってみたくなってしまった。本当にPiazzollaは奥が深いなあ。

Escualoのアレンジはできたが・・・それからが大変。譜面作って練習の日々。それでもこの大曲を暗譜するのは一苦労。お正月もずっとスタジオにこもって練習し、ようやく暗譜できたぞ!と思ったのが一昨日。

その翌日、左指の薬指が腫れてきて異常なまでの激痛が夜からどんどんひどくなってきた。左手が何かにあたっても痛い。ベッドに横になっても激痛で眠るどころではない。そんなこんなで朝まで眠れない状態でようやく痛みが和らいで来たのが朝。

一本だけ腫れ上がるという症状は1年に1度くらい起こる。原因は極端にクラシックのエチュードを練習した時にでるのだが、今回は間違いなく、Escualoのせいだ!覚えるのにぶっとおしでこの曲ばかり練習していたらこうなった。



前回は2011年の11月に大騒ぎしてステロイド注射打ってもらってライブに行った/というブログを書いた、池袋名物整骨院の小坂先生のところへ行くと、小坂さんは私の顔を見て「あ、ミンガだ。」
さち「どうしてそれを?」
小坂「だって、HP見たから。」
さち「ああ、どうもありがとうございます。」というと小坂さんはカルテに「ミンガ」と書いていた・・・汗。
さっそく指を見せると・・・
小坂「えええ?なんでこんな事になるの?腱鞘炎じゃないなあ。」
さち「え?じゃ、なんなんですか?」
小坂「さあ・・・。こんなにパンパンに腫れちゃって・・・見た事ないなあ!めずらしいよ。うん。本当に不思議だ!」
さち「先生、じゃあ学会で発表してくださいよ。」
小坂「う~~ん、ただ、めずらしいってだけじゃだめだ。」


結局、原因は不明という事で(自分ではあれしかないと思っているけど)、薬指をなでなでされたり(昨日のあの激痛の時にやられたら失神していただろう)、背中さすったり、鎖骨をぎゅうううっと押されたり、「君は若いのに猫背だなあ!!!」と叱られつつ、驚きの治療を施してくれた。でも本当の目的は鍼なんですが・・・。

「先生、いつもの置き鍼を!」と懇願してやっと鍼を3カ所やってもらって帰って来た。ふう。これで明日から練習再開できそうだ。

という事で、あさって25日は「池袋あうるすぽっと」でminga5が出演いたします。もちろん、Escualoをやります!!

ほかにも南米ツアーをヤヒロ、ウーゴと行った松田美緒ちゃんも出演するので超楽しみ。3つのバンドがきけて1000円は格安すぎますね。この機会にぜひお越し下さい。