minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ツンデレ系・・・?

2006年08月04日 | 家族の日常
 私のサックスの生徒で、歌手の人が一人いるのだが、彼女はアニメ系の歌を歌ったり、作曲も手がけている。

 「紗知さん、先週、私、メイドの格好したダンサーをしたがえて、秋葉デビューしちゃったんですよ~。」「でもさ、●●ちゃん、30過ぎてるのにいいの?」「歌は歳は関係ないんですよ。エッチ系のアニメとかゲームのお客ばかりだから。30代前後から50歳くらいまでいるんですけど、そういう人たちが2番からこぶしを上にあげてgo goとかって一緒に歌うの!気持ち悪いですよぉ。」

 ふん、ふん、ふん、そんな世界が実際にあるんだね~。私の知らない世界(あんまり知りたくないけど・・・)。今日もレッスン終わって「紗知さん、ツンデレ系って知ってますか?」「なにそれ?」「今や、秋葉原は萌え系でなく、ツンデレ系が主流なんです(きっぱり)!」

 よくよく聞いてみると、ツンツンした女の人が2人きりになるとでれ~っと甘えてくれる、そんな女の人がもてはやされているそうな。なんだかマザコンみたい・・・。しかも50歳くらいのニートのおじさんまでいるらしい。

 「秋葉系の人たちってしかも、匂いが独特なんです。カブトムシの匂いっていうのか・・・。なんだかむっとくる臭さ。ライブなんてたまんないですよ~。しかも、サイン会に並ぶ人たちはみんな自分の手をウエットテッシュでごしごし拭いているんですって。」うえ~、そうなの。それはちょっと・・・。

 「紗知さん、ぜひ今度一緒に秋葉ライブでsax吹いてくださいよ。ぜったいモテモテですよ~(苦笑)。」「私があ~~~?メイドさんの格好して演奏するのぉ?」「いいえ、ツンツン系で怖いお姉さん風にしていればいいんです。」「・・・・(汗)。」

 ツンツン系は得意かもしれないけど、そんなカブトムシみたいな匂いの若者達(?)に握手求められてもなあ・・・。世の中どこか狂っている?興味深いレッスンでした(ってどっちが先生か?)。

やってしまった・・・。

2006年08月03日 | 家族の日常
 今日は昼過ぎから中学校で三者面談の日。30分だけ早く行って吹奏楽の練習を見学する事に。

「部活、観に来たってだめだよ。意味ないかんな。絶対来るな!」息子にはかたくなに拒絶されていたが、今日は学校にどうしても行くのだから少しくらいはいいだろう、と思いつつ、こっそり鞄に自分のマウスピースをしのばせて・・・。

 顧問の先生にばったり。「あ、お母さん、ぜひ聴いて行ってくださいね。アルトのソロのところでビブラートをかけた方がいいか、でもって、どうやってかけたらいいのでしょう?」たたみかけるように質問され、とりあえず、みんなで合奏するところを聴かせて頂く。

 8日のコンクールに向けて、[Golden Circle]という曲を聴かせてもらったのだが、みんな上手で、曲も素敵。自分の中学時代を思い出したり、感動したりで涙ぐんでしまう。やばい。また息子ににらまれる。それでなくても、見学に行ってみんなの注目を浴びるだけでめちゃくちゃ恥ずかしそうに、目もあわせてくれない。「ナガタ、なに照れてんの?」などと女の先輩たちにからかわれている。

 演奏終了後、「とても素晴らしいです。」とだけ言って時間がきてしまったので息子と、担任の先生の待つ1年の教室に向かう。でも教えてあげたい、という気持ちも沸々と沸き出して・・・ソロを吹く女の子に「あとで、音楽室によるから、まだいてね。遼介、サックス貸してね。」「教えるのかよ~?」

 息子は三者面談が終わるとさっさと家に戻る支度をして帰ったのだが、私は息子のサックスを取り出し、みんなの待つ音楽室へ向かう。マウスピースも持参したもんね。

 ソロパートの女の子にアドバイスをして、そのあと、ちょっと演奏してあげる。初見でうまく吹けなかったけど、みんなの拍手が嬉しかった~。あ、またやってしまった、と思いつつ・・・先生が「全体的に何かありますか?」なんて質問されてしまったので、ここをもう少し●●すれば・・・、などとまたまたでしゃばってしまいました(汗)。更に先生が「お母さんはいつから・・?」なんて質問するもんだから、「はい、中学2年のときに・・・(省略)。何が仕事になるかわかりませんよね~。」と自分のサックス歴まで語ってしまった(苦笑)。

 その場に息子はいなかったけど「また、余計な事を!」と怒られるかな~、と思いつつ家に帰って報告。「あ~、明日またみんなに『おまえの母ちゃんすげ~』、って言われるんだろうなあ。」あれ、そんなに怒ってないじゃん。よかった~。

 なによりもみんなが一つになって音楽を演奏している姿に感動した一日でした。コンクール見に行けないけど、頑張ってほしいもんです。