minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

段ボール一杯の幸せ

2007年01月11日 | 家族の日常
 母は元女優だったのに、嘘のつけないタイプだ。この血をしっかりと受け継いだ私。短気でしかも正直すぎるところが人をしばしば傷つけてしまう。生徒からも「紗知さんは怖いですよ~。」と言われている。思った事をすぐに顔に出したりしちゃうんだな。

 「竹を割ったような性格だけど、人の竹まで割らないように!」と常々利樹からも注意を受けている。とほほ。今年こそ、優しい人間になるぞ、と誓う一年の計・・・。

  昨日は藤井郷子オーケストラのリハで荻窪まで行った。めったに行かない荻窪だが、阿佐ヶ谷の高校時代の友人も沢山住んでいて、ちょっと懐かしさもある街。しかし、中央線って痴漢が多かったなあ。私らのセーラー服が可愛かったからかしらん。毎日痴漢対策で頭を悩ませ、安全ピンをスカートにつけていた日々が今思えば懐かしい(・・・すっかりおばさんの意見)。

 リハーサルスタジオに行くところに「酒まんじゅう」専門のお店がぽつんとあるのだがそこのおまんじゅうがいかにも手作りっていう感じでいびつだけどおいしい。ふわっと香るお酒の匂いにモチモチした薄皮と甘さひかえめなあんこ。ああ、10個も買ってしまった。甘いものはあれだけ禁止していたのに・・・。冷凍しておいてちびちびと食べていこう、などと思っていたらもうあと3個しかないじゃん。

 今、私の家には石垣島で買った泡盛の数々がある。現金が一銭もなかったので「泡盛屋」という酒屋さんでカードが効くと知って嬉しくなり、お土産を買って船まで荷物を運ばせた、あの泡盛たちだ。船のクルーたちの間で「酒屋から船にダンボ-ルで荷物を届けさせてたヤツははじめて」と驚かれ、船内中に広まってしまった。船の世界って狭いから、下手な事するとすぐにばれる(汗)。「さっちゃ~ん、なるべく、目立たないようにお願いするザンスよ~。」とあれほどT社長に言われていたのに・・・。それにしても、~ザンス、って言葉を使う人、T社長と友人Cとイヤミくらいだな。

 うしし。買ってきた泡盛でこれから毎晩泡盛三昧だあ。でもお土産って言っておいて自分用が殆ど・・・自分に優しい人間!?

 

 

 

 

怒濤のリズム・・・カナビスの夜明け

2007年01月10日 | ライブとミュージシャンたち
 2007年のライブの幕明けです。久しぶりのピットイン、いやあ凄かった~。カラモコと大儀見元、そしてコスマス3人の皮もの対決、観たかったんだよな~(って完全にお客さんモード)。「座長はコンガの音が横で鳴っていれば嬉しいんでしょ。」と元ちゃんもにんまり。はい、そうです(ニコニコ)。

 元ちゃんのバンドでコスマスがコンガを担当するくらいだから、コスマスの皮ものの凄さは前々から知っていたけど、3人の時にはコスマスはスティックになる場合が多い。でも、3人がジェンベで一斉に叩いてくんないかな~、などと密かに期待していたら・・・「カナビスの輪」でもやってくれました。うれし~(またまた観客モード全開)。「カナビス~」の完成形も近い。

 カラモコと元ちゃんも一緒に演奏したのも5年振りだそうです。NY時代、ギニア時代、と一緒に演奏してきた彼らも特別なものがあるようで、本当に涎物のの3パーカッションでした。モコは20日からNY,アフリカへと旅立ってしまい、いつ戻ってくるのかはっきりしてないので、なかなかこの3人の組み合わせは聴けないのが残念だ。

 この怒濤のリズムの中で中心となるベースも大変だろうな。いつもご苦労様ですw。そして特に昨日はホンキートンクだったピアノ(苦笑)を駆使しながら「引っ越しよりやっぱ疲れますね~。」と言いながらガンガンに弾いてくれた新ちゃん、ありがとう。

 ただ、残念なのは1/14と28に恵比寿でやるはずだったライブが主催者側のミスで飛んでしまった事。アブドゥとのトリオ、楽しみにしてたのに・・・。こうして1月はほとんど収入のない貧乏生活が確定。

 写真のように元ちゃんの背中、もの凄い事になってましたw。3/30に、目を入れて背中のくりからもんもんを完成させるパフォーマンス付ライブをやるそうです。会う度にいつも驚かしてくれる元ちゃんに拍手!

甘~い誘惑

2007年01月09日 | 家族の日常
 ようやく帰って参りました。やっぱ我が家はいいなあ。私がいない方が家も片付いているし(汗)。

 久々に会う息子が「おう、お帰り。今度ボーリング行こうぜ。」学校に行ってると思ってたら、今日は休みだったんだ~。突然現れてびっくりしたw。よほどお正月にいとこたちと行ったボーリングが楽しかったようだ。「おれ、父ちゃんに楽勝したぜ。177だよ。」「へー、ガーターなしの子供レーンで?」「ざけんな(怒)。」ちょっと会わないうちにどんどん成長する息子よ。態度もどんどん大きくなってるぞ。

 今回の船上生活で一番つらかったのは毎晩のお夜食。フルーツ、おにぎり、うどん、などが山ほど・・・中でも「ケーキ」の誘惑。あ~、アトピーでそれでなくても白いお砂糖をひかえているのに、大好きなケーキが毎晩何種類も食べ放題なんて・・・!調子に乗って一晩に2つ(4種類はあるのだけど、我慢に我慢して2つ)食べた翌日は、かゆくなった顔が真っ赤に腫れ、アトピー全開になってしまうのだ。とほほほほ。思いっきり甘いものを食べたいよォ~(涙)。

 息子もダイエット続行中らしく、大好きな杏仁豆腐を私と半分こして食べた。やっぱり、ほどほどっていうのがいいんだなあ。

 さて、明日は「カナビスの輪」の完成(毎回言ってるようだけど、今度のは本当です!)バージョン初公開。航海中にアイデアが浮かび、ベッドの脇に置いてあるキーボードで興奮して弾きまくっていたら、さすがに隣から苦情がきたけど、10年経ってやっと完成形に・・・。ああ、嬉しい、ってうまくいくかどうかはまだわかりませんが。

 カラモコ・カマラと大儀見元perのNY時代の黄金のコンビネーションも聴きものだろうなあ。楽しみだわ~~~!

ラストワルツは私と・・・

2007年01月07日 | 
 強風で「伊勢志摩」には降りられず、やむなく名古屋港へ。そうです、伊勢神宮へ行きたかったお客様たちはみんな熱田神宮へと予定変更。船の旅にはこういう事はつきものだそうです。

 私は鳥羽水族館に行ってみたかったのだけど、名古屋はいいっか。夜だったら出歩きたいけど、昼間行きたいところはないし。という訳でブログを更新しております。

 明日でようやく陸にあがれますが、ご指摘のように9日はピットインで、初ライブでございます。みなさま、ぜひぜひお参りがてらお越し下さいねw。

 このブログ観ている方でピットインにいらした方、先着3名様には素敵な石垣島のお土産を差し上げま~す。合い言葉は「いよっ、お帰り」で~す。

 残念ながら、今回のエンターテイナーは音大出たてという感じのお姉ちゃんグループだけでした。ラストのダンスバンドはがんがんにいってやるぞ~!

 写真は台湾キーロンの屋台で売られていたカエル。釜山のより大きくってまるまるしていて、みんなぎゅうぎゅう詰めにされて苦しそうに顔だしていました(涙)。

噺家と落語家の違い?

2007年01月06日 | 
 皆様、お元気ですか~?
私は台湾/南西諸島ニューイヤークルーズから横浜港に戻って来ました。横浜は凄~く寒くて、しかも大雨!でも、下船する暇もなく、次のクルーズ「伊勢志摩クルーズ」に出発です。お天気だといいんだけど・・・。息子と父は今頃尾瀬で楽しくスキーやってんだろうなあ。

 低気圧のせいで航海中はほとんど大揺れ、ダンスも中止で丸一日寝てしまった日もありました。結構船旅も楽じゃありません。インターネットも殆ど繋がらず、mixiなんて全く読めないし・・・。コメントも沢山ありがとうございます。お返事書けずにすみません。でもみなさんの暖かなメッセージでとっても勇気づけられています(謝謝)。

 船の図書室で夢枕獏さんの「すばる寄席」という本を読む。SWAという団体(プロレス系ではない)の話。神田山陽さんや春風亭昇太さんという今をときめく噺家、講釈師たちの集団(たったの5人)で新作落語を発表していくというもの。定期的に会も開いているようで、そこに獏さんも落語を書き下ろしで参戦。本も獏さんが一人づつに対して新作落語を書いているのだが、最後に彼らのオリジナルの作品が載っているのが面白かった。これは絶対聞きに行きたい!と思ったのであります。

 船に乗っていると、たいてい落語家の方が一人くらいエンターテイナーとして乗り合わせ、落語ファンの私はすぐにお友達になるのですが、今回の方は結構まじめそうな(?)方で夜食の時に「このケーキがおいしいですよ。」などとケーキ好きな落語家さん。桂歌丸師匠の弟子。彼も新作落語ばかりを普段やっているそうな。ちゃんと一席聞くチャンスを逃がしてしまったけど「噺家と落語家」の違いについて教えてもらった。

 昔むかし、関東の方では人情話、怪談話など泣かせたり怖がらせたりする話が中心だったので「噺家」と呼ばれ、関西(上方落語)では滑稽話中心、「落語家」と呼んでいた。それが乗り物の発達とともに、落語家同士が交流するようになって、次第にどちらの話も取り入れるようになっていき、噺家でも落語家でも同じ意味になっていく・・・ただし、落伍者とは呼ばないでね。というオチがついてました(苦笑)。

 あと3日の航海。今度はどんなエンターテイナーが乗ってくるのかな?楽しみ。

市場にて

2007年01月03日 | 
 この島の建物は石垣島や竹富島とは趣きが異なり、あまり沖縄らしい感じがしなかったのだけど、地元の人によれば、台風が最も多く通る島なので、鉄筋の2階建ての家が多いそうです。川はないので、反乱する事もなく、死者はでないらしいけど、台風が来ると大変なんだろうな・・・。み~んな瞳がきれいな、沖縄独特の顔。

 「かつお、さばくのお上手ですね~」と市場のおばちゃんに声をかけるT社長。「あたしは60年以上これやってるからね~。」プロの手さばきをじっくり拝見させて頂きました。大正14年生まれのおばちゃん、まだまだ現役。お元気で~!

宮古島から

2007年01月03日 | 
 今日は宮古島、ニューイヤークルーズの最終寄港地。あとは2日かけて横浜港に戻ります。(そのあとは「伊勢志摩クルーズ」が待っている。)

 石垣島も2日間堪能しましたが、宮古島はレンタカーを社長が借りて下さったので、最北端の大橋を渡った島まで行く事ができました。海の色も空の青さと重なり合って美しいし、かつおがこのあたりではよく穫れるようで、穫れたてのかつおの刺身が山盛りでなんと500円!

 昨日、石垣島で焼酎を山ほど買い込んでしまった私は一文無しなので、社長のTさんが宴会用に買ってくれました。楽しみ~。



憧れの竹富島2 ~晴れときどき曇りのち豪雨~

2007年01月02日 | 
 ピアニスト、フェビアン・レザ・パネくんが竹富島のあまりの美しさに感動して曲を書いた、という伝説?の島。一度私も行ってみたかったから期待でドキドキワクワク・・・。それにしても、この高速船めちゃくちゃすっ飛ばすので、あっという間に竹富島に到着。

 海の綺麗さが半端ではない。石垣島に前回来たときもグラスボートで覗いた海が水族館そのままだったのでびっくりしたのだが、竹富島も星の砂がいくらでも拾える海岸、空との境界線が水色とコバルトブルーとエメラルドグリーンに分かれて透き通っている。ああ、熱帯魚のように泳ぎたかった・・・。

 可愛らしいシーサーがちょこんとのった古い民家の赤い瓦屋根。牛車がのっそのっそとお客さんを運び、三線弾いて「花」を歌いサービスするガイドのお兄さん(下記写真参照)。白い砂浜の木の下で三線弾いているおじさん・・・。聴こえてくるのは波の音とかすかな三線の音色だけ。なんてのどかなんだろう。

 レンタサイクル(2時間/¥600)で島を半周し、ソーキそば,タコライス、チャンプルーなどみんなで取り分けてぺろっとたいらげる。隣の売店で天然塩とコショウ(竹富でしか買えない胡椒)も買った。おまけにハブ酒まで。サイクリングの途中、スコールのような雨に降られたけど、暑いので返って心地かった。なんだか映画のワンシーンのようだね、とみんなで濡れながら・・・でも最後の最後にどしゃ降りの雨ですっかりずぶ濡れになって船に戻ったのでした。

 私もパネ君のような名曲が書けるといいんだけどなあ・・・いつか・・・きっと。

憧れの竹富島 ~晴れときどき曇りのちどしゃ降り~

2007年01月02日 | 
  元旦は石垣島に到着。やっぱり沖縄は南国だわ、半袖でも汗ばむくらいの陽気です。雲がやや心配だったけど、かんかん照りよりはお肌に優しくて曇りが大好き。

 昼食後にオペラトリオは下船、飛行機で女性2人は東京へ。エンターテイナーは次から次に変るので、仕事が済んだらさっさと帰らされてしまうのです。でもMr.テノールは一泊して石垣で遊んでから帰る計画だそうです。もったいないもんね~。

 私たちも船でだらだらしていても仕方ないので、石垣島探索へ出発。元旦からお店なんかやってなさそうだな~。台湾でお土産を全く買う暇がなかったので、石垣では塩を買いたい、と思っていたのです。(私って塩マニア)。

 繁華街を求め港から10分ほど歩いていると、フェリー乗り場が・・・あっテノールのHさんじゃない?さっき別れたばかりなのに、また会ってしまうなんてすごい偶然だ。「これから竹富島に行こうと思うのですが。」「よ~し、乗った。」「私も行きたいと思ってたのよ~。」などと話がとんとんとすすんで、気がつけば高速フェリー(往復¥1100)に乗っていざ、竹富島へ。(つづく)