minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

一期一会

2009年10月15日 | ライブとミュージシャンたち
今回のインフルエンザ騒ぎでいろいろと考えさせられるものがあった。

一つ一つのギグ(ライブ)が3ヶ月以上も先の話で、ミュージシャン全員が集まって、会場でライブができる、という事は当たり前のようであってもの凄い奇跡的な事なんだぞ、って神様が私に与えたメッセージではないかと思う。そこに来てくれたお客様との出会いも、もの凄い確率で出会う訳で・・・そう思ったら、ライブで演奏してそこに居合わせたお客様が喜んで帰ってくれる、って事が素晴らしい奇跡なんだ、と思わざるを得ない。そう思うと一つ一つのライブが愛おしいくらい大切に感じる。

そんな中、来年の226の事をすでに企画しているのだが、NYからPheeroan akLaff(dr)を招聘する事になった。

前々から「サチ、226はぜひオレも呼んでくれよ!」と熱いラブコールがあったし、来年は私も半世紀・・・。新たな一歩を踏み出すためにも頑張らねば!という強い決心のもと。って本当はそんなに大げさな事ではないけど、今回NEW YORKでPheeroanの人間の素晴らしさや音楽に対する姿勢などに改めて感動し、20年前初めて彼を紹介して下さった山下洋輔さんと一緒に226ができれば楽しいだろうな~って思ったのだ。

4ヶ月も先の事を今から決めて動き出し、本当に実現できるのか・・・と思うと奇跡以外のなにものでもないような気がしてくるが、ぜひぜひ来年の226も楽しみにしていてください。元気で頑張ります!

とりあえず、今日は夜中に西麻布アムリタです。遊びに来て下さいね~。一期一会。

インフルエンザとクロマー展

2009年10月13日 | ライブとミュージシャンたち
来週火曜日に予定されていた、岡崎市の中学校でのコンサートが中止になった。インフルエンザがこの中学校でも蔓延しはじめたようだ。大変ですが、仕方ありません。アレンジも頑張って、中学生たちとの共演を楽しみにしていたのだけど・・・またの機会に!!ただし、日曜に行う半田市でのminga4ライブは変更ありませんのでご安心ください。

風邪には本当に気をつけねば。と肺炎をこじらせてしまった過去を思い出しつつ、うがいを念入りにする。今日は地下鉄で代々木上原まで行って来たのだ。副都心線を使うと30分で行けるなんて、便利になったなあ。

代々木上原の閑静な高級住宅地にぽつんとあった「視聴室」という名前のカフェ。カンボジアのクロマーという布の使い方とカンボジアの人たちの写真が並ぶ「クロマー展」を今週末まで開催している。アジアはタイと韓国しか行った事がないけどカンボジア式スカーフの使い方の講習会に興味深々。さらさらとしたコットンと使い込めば使い込むほど味わいのでる布に魅せられてしまい、やはり1枚購入。コットンにしては結構なお値段だけど、くしゃくしゃと丸めてもよし、エプロンにしてもよし、小物を入れてバックにしてもよし、いろんな使い方を習って来たのでいろいろと利用しようっと。

気になる方は今週末にも講習会があるようです。可愛いカフェだったのでお茶しに行くだけでもいいかも。

クロマニヨン

秋空のもとで

2009年10月11日 | ライブとミュージシャンたち
とても濃い2日間がようやく終わり、ふぬけ状態。

定村史朗君を迎えたNo Trunks。お客様も熱かったw。NYライブから1ヶ月、忙しい中しっかり予習してきてくれたのが解る素晴らしい演奏。3人がようやく一つになってきた。あああ、もう少しこのトリオで演奏したらもっともっと凄い事になるのになあ・・・。



NYで最後の夜に家族3人にご馳走してくれた定村くん。私たちも日本のdeepなジャズ屋でご馳走したかったのだが、帰国するまでほとんどスケジュールが一杯だそうで・・・。私たちもそうだったからよく解るけど、たった2週間くらいだと友達とゆっくり飲んでいる暇なんてないのね。残念だけど、またの機会に!楽しかったよ~~~ん。史朗ちゃん、また来てね~~~~。

そして今日は昼から赤煉瓦倉庫。大入り満員、立ち見で一杯のお客様。NY以降、どんどんアバンギャルドな方へ向かっている私たち、大丈夫か~~~?久しぶりのmingaだし、自分の曲も1ヶ月以上演奏していないのとで多少の不安もあったけど、ステージにあがってしまえば、ツーカーの仲。初めての曲までやってしまったり、かなり実験的内容だったにも関わらず、お客様も大喜び。え?ここはNY?という感じでかなり手応え。やはり常に挑戦し続けねば。

演奏後に中華街で食事をして、またまた赤煉瓦倉庫に戻ってカルメン・マキさんのトリオを聴かせていただいた。新曲や古い曲もかなりアバンギャルドな挑戦をしていたのにはびっくり。素晴らしいアーティストは試行錯誤しながらも前進していく。自分の音楽に誠実に歌い続けるマキさん。ジャズシンガーとしての貫禄まで感じる「Over the rainbow」が最高に良かった~~~。「マキさん、麻雀の続きやりましょうね。」と楽屋でご挨拶して帰宅。素晴らしいアーティストたちに乾杯。


明日は国立No Trunksです!

2009年10月09日 | 家族の日常
Iguazu Waltz composed by Toshiki Nagata


もの凄い台風でしたが、皆様は大丈夫でしたか?我が家は屋上のドアを閉め忘れていたので、内側に干しておいた洗濯ものがずぶ濡れだった以外はそれほどの被害もなく・・・ほっとしております。

さて、明日は定村史朗君がNYからやってきます!国立でNYスペシャルトリオが再現!!!今回一度だけのスペシャルライブですのでお見逃しなきよう。お待ちしてま~~~~す。(投げ銭ってところもNYっぽいなあ。)


気合い入れ直し

2009年10月07日 | 家族の日常
mixiの「サンシャイン牧場」で時々畑に水巻いたり、他人の畑に野菜泥棒に行ったり(!)と気分転換しつつ学問に励む秋の長雨・・・というより、2年ぶりの大型台風が直撃らしい。ああ、それなのに神宮ではクライマックスシリーズをかけた男の戦いが行われている(雨の中での野球って本当に可哀想だ)。そして息子は不謹慎にも明日は学校が休みになるぞ~~!と期待しながら台風のニュースにかじりついている。学校が休みだと弁当も朝ご飯もさぼれるぞ。私もうれぴ~~~(親子で不謹慎、すいません)。あ、でも明日は渋谷に「カルトーラ」の映画を観に行こうと思っているのだ。大丈夫かな?

「友達が俺の弁当がいつも凄い!って褒めてたぞ。みんなに注目されてっから、これからも手を抜くなよ。」

ひえ~~、そんな恐ろしい指令がでても・・・(汗)。今朝も眠かったしお米もきれちゃったんで、ハンバーグの残りを使ったただのチーズバーガーだったんだけど。やきそばだったり、親子丼だったり、すき焼きだったり(もちろん全部前の晩の残り物)と普通のお弁当じゃないところが良いらしい。

毎朝、ぼーっとした頭で弁当と朝食の用意をしつつ、息子を何度も起こす、という作業にもずいぶん慣れた。

学校から帰って来ては「今日はおかずが足りなかった。」とか「同じフライパンでなんでも一緒に作るな!全部焦げ臭かったぞ。」などと口うるさいのだが、それに比べ、息子の友人たちはみな優しい子たちばかり。ちゃんと私の努力を理解してくれているのね・・・。

「頑張って早起きしている甲斐があったな。」とトシキにも褒められた。いくつになろうが、人間は褒められると嬉しいもんだ。「よっしゃあ。」と新たに気合いを入れ直す。そう、私は完全に褒められてのびるタイプ。人には厳しく自分には優しいタイプですが、何か・・・?

昨日は一日がかりで岡崎の中学生たちとのジョイント用のアレンジも完成した。夕食の支度はパス。仕事モードに入ってしまうと買い物とか食事の用意をする時間はないので、みんな協力してくれるのがありがたい。おかげで他の2曲も譜面ができたし、あとは週末のライブ2本の為の準備だ!大変な宿題が終わってちょっとすっきり。

それにしても近頃、勉強意欲が湧く事湧く事。ネット上で気軽に勉強できるソフトが多くなって、毎朝基礎英語とスペイン語初級編というものを開始。こちらも一日のノルマを達成すると「素晴らしいペースですね。この調子で頑張って下さい。」なんてコンピューター上で褒められちゃうもんだからついつい気合いが入る。あああ、もっと褒めて~~~!

わ~~~お!

2009年10月06日 | 家族の日常
またまたMAU@新宿OPEN、楽しかった~~~~。雨の中お越し下さった皆様に心から感謝いたします。

そして次々と新しい展開が・・・。動きたいと思っていれば必ず夢は実現するのだ。がんばろう!!!次回のMAUは12月にOPENと新宿Pit Inn でやります。乞うご期待!!!

さて、次は国立No Trunksと横浜ジャズプロムナードが待っている。定村さんも日本に到着した模様。台風の行方が気になるけど・・・・。

全然関係ないけど、「ブラジル映画祭」をやっているようです。木曜の「カルトーラ」に行こうと思ってる。オリンピックも決まったし、これからはブラジル色が強くなりそう・・・私の中では完全に南米モード?と思いきや、実はこちらも気になるアジアンモード。(どちらもマイミクの方から教えていただきました!)

ブラジル映画祭
カンボジア 「クロマー展」

月曜はMAUよ!

2009年10月03日 | ライブとミュージシャンたち
Freedubjazz MAU promotion for Oct.5th 2009 Yumeji's Works


新宿のレゲエバー「OPEN」で隔月に行っている永田利樹b率いる「MAU」が今度の月曜にあります。

上の動画は永田利樹が前回のライブ音源とこれまでの杉山夢二君のチラシをもとに作成した映像。だんだんハイテクになっていくなあ。

ライブCDも今度のライブで7枚目。10枚溜まったら良い事あるかも???MAUTシャツも残りわずか。OPENに来たら買えますのでぜひぜひ。

ずいぶんとDub Musicにも慣れて来ましたw。Free Dub Jazzをどうぞ楽しみにいらしてください。お待ちしております!


出演:永田利樹b、早坂紗知、コスマス・カピッツァper、ママドゥ・ローper&vocal、森俊也dub、Big H工藤g
開演:20:30 ~ Music Charge:2500円(1drink)



強烈な神々

2009年10月01日 | 家族の日常
爽やかな青空の中、「板垣真理子写真展」を観るためにブラジル大使館へ出かけた。

青と黄色、赤い窓枠という素敵なセンスの建物。さすが、ブラジル大使館!と思いつつ中へ入ると・・・そこには迫力ある写真がずらっと。どれから観ようか迷ってしまうくらい、どれもこれもが「観て観て!」と強烈に訴えかけて来る。凄い凄い、と圧倒されっぱなし。カーニバルの色あざやかな写真の数々・・・そして最後に白黒のナイジェリアのヨルバ族や神様たちの写真。このコントラストがとても印象的だった。

会場には板垣さんご本人もいらして他の友人を紹介してくれたあとで
「濃いメンバーですねw。では私が解説ツアーをしましょう。」と一枚一枚に対して丁寧に説明してくださる事に。なんて幸せなことだろう。でも私にはヨルバの神様(カンドゥンブレ)の事がほとんど解っていないので専門用語がびしばし飛び交う中で彼女の解説を理解するのは大変だった・・・。勉強不足ですいません(汗)。

それらの神様に色がある事も、今日初めて知った。オグンという戦いの神は緑、イエマンジャという水と海の女神は青etc.....

「私のシンボルは「イアンサン」なの。」と板垣さん。「イアンサン」というのは風と雨(かみなり)の女神で色は赤だそうな。情熱的な彼女にはぴったりだわ。偶然NYのお土産で買って来た赤いカシミヤのショールをプレゼントしたのだけど喜んで頂けて嬉しかった。

それにしても、ヨルバ族の音楽には昔から惹かれるものがあったけどこんなに複雑な神話があるとは。もっともっとバイーアの事とかヨルバの事を勉強したくなった。まだまだ知らない事だらけだ。ブラジルにもぜひ一度は行かなくちゃ・・・とまたまた強力なエネルギーをもらえた一日。

カンドンブレ