海賊とよばれた男

岡田准一の老け役は見事でした。
ほとんど６０才代で、回想シーンで若い時から９０才過ぎまでを演じてます。
特殊メイクの進歩のおかげなんだろうとは思うけど、不自然でないのがすごい。

お家騒動の出光興産の創業者の一生だけど、その激動の時代にいたからこその立身出世なんでしょう。
しかし、リーダーたる者の考え方一つで社員は動くものだと改めて思った。

大正から昭和にかけて、小さな商店が石油販売業でいかに販路を広げてきたか、の話。
関門海峡を行き交う漁船に直接配達するところから海賊と呼ばれ、
極寒の満州へも売り込みにいくところなど、その行動力は並みの人物ではない。
ピンチをチャンスに変える発想力があればこそ会社や、しいては日本を発展させたといえる。
危機的状況でタンカーをイランに向かわせる決断は出来るものじゃない。

通訳やってた鈴木亮平さん、日章丸の船長役の堤真一さんに拍手！