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【週刊】企業理念 Vol.199 日本理化学工業さまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【 我が社は、社員が幸せを得るための工夫をしているだろうか?】
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読売新聞(2月11日)の一面に,下記の一文が。
「社員の7割 知的障害者」
この会社,どのような経営をしているのだろうか?
今回は、新聞一面で出会ったチョーク製造大手の
日本理化学工業さまから学ばせていただきます。
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
障がい者の雇用を通じて社会とジョイントし、
楽しく美しい生活具の創造と、
地域社会の人々から愛される企業へ
(出所 http://www.rikagaku.co.jp/profile/profile.htm# 2009/02/15)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
○チョーク製造で,全国シェア30%を持っている。
○全社員71人のうち7割超の54人が知的障害者。うち重度が半数を超す。
○昭和35年より,重度障がい者の雇用にチャレンジしている。
○製造ラインにさまざまな工夫をしている
-計量用の重りは数字で覚えなくてもいいように色分けしている。
-時間計測には,砂時計を利用している。
-1人でこなせない作業は単純な2,3の工程に分割している。
○工程に人を合わせるのではなく,能力に合った工程に組み直している。
○究極の幸せ,四つを定義している。
一つ目は「人に愛されること」、
二つ目は「人に褒められること」、
三つ目は「人の役に立つこと」、
四つ目は「人に必要とされること」。
【コメント】
工業とは,
天と地を繋ぐ業と習った記憶がある。
「工」 の
上の ”-”が天で,
下の”-”が地。
天が与えてくれたホタテの貝殻を,
人に役立つ商品(チョークetc)に
加工する。
この加工という仕事を通して
人の役に立つ
人に必要とされる
人に褒められる
という究極の幸せを得る。
仕事を創造する企業は,
人間みんなが求める究極の幸せを得る場となる。
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┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━
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┃ 我が社は、社員が幸せを得るための工夫をしているだろうか?
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