
順番が回ってきました。
「リアルリッチの世界」と
「反貧困」、両極端な内容の
本を同時並行して読んで
しまいました。
「反貧困」では今までの日本
を下支えしていた「中流」と
いう厚い層はもう解体されてしまったことをとしみじみ感じました。
デフレ時代は物の値段が下がっているので、まあ何とかやってこれましたが、
これからはインフレ→物価高、おまけに不況。
いつなんどき自分も滑り台から滑り落ちるとも限らない。
そしてもし落ちたとしても国は助けてくれないという厳しい現実。
本当に生活保護対象者であっても一人で行くと、役所の担当者に
一蹴され、申請を却下される。でも同じ手続きでも誰か同行者がいると
態度が一変し、すんなりと申請を受理されるらしい。。。
無関心が貧困の敵と書かれていましたが、マザーテレサも「この世の最大の不幸は、
貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要とされていない、感じることです」
と言っていたのを思い出しました。今度は本の中に出てきた「ルポ 貧困大国アメリカ」を
読んでみようかなと思っています。
リアルリッチの世界に住みたいとはあまり思いませんが、心地良いものに囲まれて、
ゆったり豊かな気持ちで過ごしたいなあとは思います。
本当のお金持ちは無駄遣いをしないってことを再認識してしまいました。
物欲や顕示欲から何かを買おうという購入行動ではなく、自分たちの価値観に合致した
ものをよく吟味し、更にコストパフォーマンスを考えて 妥当な値段かを考えてから手に
入れる。あと社会人になってからの繋がりって、正に「類は友を呼ぶ」だなってことも
読んでいて感じました。出身大学、勤務先の業種、所得水準の違い、それから服装や
身に付けるものの好みや金銭感覚など 分類の仕方はいろいろですが、共通項のある人
の中で自然と人脈が広がっていくような気がします。
○本当のお得意様はここまでしてもらえる 上客限定の世界
百貨店/高級ブランド、クレジットカード
○わが家のプライベートバンカーは凄腕です
資産家の執事 -「どこまで」「何を」やるか
グレーゾーンの攻防 - 顧客の秘密は絶対守る
あと子弟教育、お受験の話が面白かったです。
一部の記事はこちらで読むことが出来ます。⇒講談社MOOK「セオリー」

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