Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「ドゥーニャとデイジー 」

2010-02-03 22:02:04 | 映画
公式サイト

2002年から2004年にオランダで放映され、数々の賞に輝いた人気テレビドラマ・シリーズを
同じキャストとスタッフで映画化。育った環境も性格も正反対な親友同士の少女2人が、旅を
通して成長していく姿を描いたもの。

テレビドラマを見ていないので、まずは主人公のキャラクターや家庭環境などを掴むのに少々
時間が掛かってしまいました。モロッコ移民の厳格なイスラム教徒の家庭で育ったドゥーニャと
奔放で直情型なデイジー。周りがどんなに迷惑していても、どこまでも超マイペースなデイジー
のような子は、何だかんだいってどこでもたくましく突き進み、生きていけるんだろうなあ。
そういうところは憧れますが、絶対に身近にいて欲しくないタイプかも知れません。私の場合は。
振り回されて、自分を見失いそうな気がします。
女性が肌を露出することを控えるモロッコで、ビキニになって堂々と日光浴をするシーンでは
ドゥーニャの家族同様に呆れてしまいました。。。

ストーリーとは別にアムステルダム、そしてカサブランカやマラケシュの街の様子も楽しめました。
モロッコがどの辺りにある国かは知っていてもあまり馴染みがないため、スクリーンに映し出される
風景はもちろんのこと、相手の言い値の半分を取り敢えず返してみるといった値段の交渉も面白
かったです。今度旅行するトルコで値切る時に参考にしようと思ってしまいました。
オランダにいる時にはしていなかったスカーフをモロッコに帰ってきたら、ちゃんとスカーフで頭を
被ったり、ヒッチハイクしたトラックの運転手がお祈りするために車を止めると、すかさずドゥーニャも
車から降りて一緒にお祈りをしたり。ちょうど旅行前にイスラム教国での風習を垣間見れたのも
なかなか良かったです。

「ちょっとしたタイミングで人生はがらっと違うものになる。数え切れないほどに様々な生き方が
あって、私という人生はただひとつしかないんだ。」というドゥーニャの言葉。
良いことも悪いことも乗り越えるか、それとも逃げ出すか、どっちにしても自分の人生。
そう思うと、また明日から頑張ろうっていう気が湧いてきました。
コメント
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