Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

The Young Victoria

2010-02-17 23:07:36 | 映画
「ジュリー&ジュリア」9:50/12:30 、「海角七号/君想う、国境の南」10:45/13:30 と
気づいたら観たかった映画が1日2回の上映になってしまっていました。
「海角七号/君想う、国境の南」はシネマート六本木で場所を替えて20日から始まるようです。

「ヴィクトリア女王 世紀の愛」が19日までと知って、仕事帰りに走って観に行ってきました。
職場のパソコンの電源を消したのが18時40分。オフィス街を必死にダッシュ
何とか50分からの予告編が始まる頃には席に着くことが出来ました。

夫アルバートに先立たれた後、ずっと喪服を通した女王。ヴィクトリア朝というとジョン・ラスキンや
ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動、オスカー・ワイルドやシャーロット・ブロンテ、
チャールズ・ディケンズ それから「不思議な国のアリス」のルイス・キャロルとか。
英国と聞いて、まず思い浮かべる時代を統治していたヴィクトリア女王の若かりし日を描いたもの。

戴冠式やパーティーのシーンはもちろんですが、何気ないアンティークレースをあしらったドレス
など、イギリスな方にはたまらない1本なのではないかと思います。
昨年、一昨年に観た「ブーリン家の姉妹」や「エリザベス:ゴールデン・エイジ」ほどにはドロドロ
していないのは、「勝手に動かされる駒のように感じる」と打ち明けるヴィクトリアに、
「ゲームの法則を学んで勝てばいい」とサポートしてくれるアルバートの存在なんでしょうか。
それでも実の母親が野心家の愛人と共に摂政として権力を握ろうとヴィクトリアに署名を迫る
シーンなどは、王位継承者の権力争いを垣間見たような気がしましたし、女王に即位した瞬間
から母親から自由に開放されようと動く姿に今まで母親と愛人から受けたむごい扱いに対する
強い執念を感じました。

ヴィクトリアの母ケント公爵夫人が
個人秘書コンロイと共にヴィクトリア
に女王即位を辞退させ権力を握ろうと
したのを憂えた現国王ウィリアム4世
が激怒するシーン。
政治家や王室の様々な人間模様が
見れて興味深い場面でした。

プラダを着た悪魔」でエミリー・ブラン
トを知り、「ジェイン・オースティンの読書会」や「サンシャイン・クリーニング
を観てきて、演技の上手い女優さんけれど、正直コスチュームものはどうかな?と
観る前は思っていました。現代もので見せている顔とは違った、繊細な揺れる心の
動きを上手く表現していて違和感がありませんでした。

この作品も20日から銀座シネパトスに場所を替えて上映されるようです。

公式サイト英語版日本語版
コメント
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