
腕はドミティアヌス神殿にあった皇帝ドミティアヌスの像の一部で、
頭部はイズミールの考古学博物館で見ることが出来るそうです。

ハドリアヌス神殿の左右の小壁にあった彫刻のオリジナル。
エフェソスの起源伝説が描かれていて、神々や動物、皇帝テオドシウスなどが浮彫彫刻と
なっている、現在ハドリアヌス神殿にあるものはコピーなんだそうです。


大アルテミス像(紀元前1世紀)と美しきアルテミス像(2世紀)。
先住民が信仰していた女神キベレとギリシャ神話の女神アルテミスを同根の神として
祀ることで融和を図っていったと言われています。
左右に動物を伴う様式やかぶっているポロスはアナトリアの地母神キベレだそうです。
植物の豊穣や多産を管掌する地母神。胸からお腹辺りにたくさん付いている丸いものは、
まさに豊穣や多産のシンボル。乳房、卵、牛の睾丸などの諸説があるようです。

アフロディーテ、1世紀の作品です。
直に見るとまるで透けるような衣を
繊細に表現していて、美しいなと
しばらく見惚れてしまいました。
トラヤヌスの泉にあったであろう
アフロディーテ像も実際に水が
流れている泉の側で見たら
綺麗だろうなと思いました。
手鏡?や小さなピンセットなど当時使われていた道具。
いつの時代も美に対する意識というのは変わらないものなんだなあと思った次第です。

