Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

@ドレスデン

2012-10-12 23:54:17 | 旅日記
10/1の記事の続きです。)

ベルリンの次にドレスデンに向かいました。

ザクセン州立歌劇場

ゼンパー オーパーの愛称でも知られるドレスデンにある歌劇場。
建築家ゴットフリート・ゼンパーの設計により建設されました。 初代の指揮者で宮廷楽長を
務めたのがリヒャルト・ワーグナーでここで「タンホイザー」が初演されたそうです。
1869年に火災で焼け落ち、再建したものの 第2次世界大戦の1945年2月にあったドレスデン
大空襲により破壊。戦後にもう一度再建され、1985年2月に完成されました。

ツヴィンガー宮殿

1709~1732年にかけて造られたバロック建築
第2次世界大戦でこちらも大破しましたが、改築を繰り返し、かつての姿を取り戻しました。
宮殿にはアルテ・マイスター絵画館、武器博物館、陶磁器コレクションがあります。
正面の建物は磁器博物館で、入り口上にある時計の両脇にはマイセンの白磁の鐘が取り
付けられています。日本の有田や伊万里焼、中国磁器といったアウグスト1世(強王)の磁器
コレクションを見ることができます。ツヴィンガー宮殿を建築したアウグスト1世(強王)は
のちにマイセン磁器を作らせた王様です。
アルテ・マイスター絵画館のコレクションのひとつ、ラファエロの「システィーナのマドンナ」
を見たかったなあ~。安いツアーなので「建物だけ見て終わり」が多かったです。

フラウエン教会

美しいバロックの街並みだったノイマルクト広場に石の釣り鐘と称される
直径25mの大ドームをもつ立派なプロテスタント教会。
建てるのに6118日掛かったそうですが、1夜で破壊されてしまいました。
しばらく瓦礫の堆積のままの状態で放置されていましたが、1990年の東西ドイツ統合後に
世界中から182億円もの寄付が集まり、2005年10月に昔の姿で蘇りました。瓦礫から掘り出さ
れた元々の部材をコンピューターでどこの部分のものだったか測定して、可能な限り元の位置
にはめ込んで出来るだけ元の姿に復元したそうです。ところどころモザイク模様になっています
が、黒っぽいのがオリジナルです。










ザクセン選帝候の居城であった
ドレスデン城の外壁

戦火を奇跡的に免れた、「君主の行列」と呼ばる壮大な壁画。
1123年から1904年までザクセン君主の騎馬隊や時代を飾った芸術家など総勢93名が描かれている。
長さは101m、使ったマイセン磁器のタイルは2万5000枚。行列の最後尾にいる髭をたくわえた男性が壁画制作者のW.ヴァルター自身だそうです。


宮廷教会
正式名称は三位一体大聖堂、現在はドレスデン・マイセン司教区の大聖堂となっています。
アウグスト1世(強王)はポーランドの王位獲得のためカトリックに改宗、息子の代に
建立されたものです。どんよりとした天気ではっきり見えないのが残念なんですが、
屋根の上に78体の聖人石像が据えられています。夜にはライトアップされるそうです。
幻想的なんだろうなあと思います。パイプオルガンはザクセンの巨匠ジルバーマンの
作品で戦後忠実に復元されたようです。ガイドブックにはマイセン磁器製のピエタが
あるそうで、こちらの教会の中を見学したかったな。。。

エルベ川
コメント
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