Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「風と共に去りぬ」

2012-11-10 21:00:37 | 映画
『午前十時の映画祭』も来年2月15日で終わり。
上映期間が1作品1週間と短いので、うっかりすると終わってたってことも。
「ゴッドファーザーPARTⅡ」は見逃してしまったけれど、「サウンド・オブ・ミュージック」、
「素晴らしき哉、人生!」、「月の輝く夜に」、「がんばれ!ベアーズ」を観ました。

「風と共に去りぬ」をスクリーンで観るのは2度目。1994年夏、銀座で立ち見した以来です。
2日前にネットで座席予約した際にはそれ程埋まっていなかったのに、当日は満席でした。
初めてこの映画を見たのは中学か高校生くらいの時にテレビの吹き替えで、一緒に見ていた
母に“意地張って素直じゃないと、この主人公みたいにみすみす幸せを取り逃すわよ”と
言われたのを覚えています。自分のことを一番理解し思ってくれていたであろうレットを失って
しまうスカーレットの姿は確かに心に残るシーンのひとつです。

若い時分は『二度と飢えで泣いたりはしませ
ん!』と誓う、このシーンに象徴されるよう
に、苦難をもろともせずに道を切り開いていく
スカーレットの強さに惹かれたものでした。
そして辛い時に呟く『明日考えよう』という言
葉が楽観的で前向きな彼女の性格のように
感じていました。


が、久しぶりにまた観てみると面白いくらいに印象ががらっと変わっていました。
我が強く、周囲を巻き込んで迷惑を掛けても反省をしない人に振り回された実体験からか、
こういうタイプは身近にいると嫌だなあ~と心底思いました。。。
スカーレットって、思いやりが欠如しているんですよね。
スカーレットを演じたヴィヴィアン・リーもかなり上昇志向の強い人だったようで、
彼女自身の生き方も主人公のキャラクターと重なってみえました。

あとアシュリーへの想いを断ち切れずにいるスカーレットの姿が見ていて痛かったです。
何度も告白しては断られているにも関わらず、アシュリーも自分のことを愛していると
いう幻想をメラニーが死んでしまうまで抱き続けたところが考えさせられました。
私も好きになると結構ずーっと好きでいられるので、自分自身を振り返って随分と人生
無駄にしたんだろうなと反省してしまいました。まあ今更悔やんでも遅いんですけれど。

そしてラストでの『明日考えよう』という台詞を聞いて、出来ることなら数年後にでも
レットが彼女の元に戻ってきて、スカーレットを矯正してくれてハッピーエンドに
なればいいのになあと思ってしまうのでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする