緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

愛されて、地域猫。

2016年03月02日 | 
私がよく通る小道にいつもいた猫ちゃんがいました。
片目が少し悪いようでしたので、眇(すがめ)からスガちゃんと私は呼んでいました。
たぶん、色んな人が色んな名前であの猫のことを呼んでいたと思いますが、私はこのブログではスガちゃんと呼んでみます。

しばらく見ないと思っていたら、ある日こんな張り紙が・・・。

スガちゃんは、私が知るだけでも5,6年前からその場にいました。
その場というのは2棟のマンションの間に建てられたブロック塀の上です。

近くの美容院の美容師さんの話によれば、スガちゃんは元はマンションの住人に飼われていた猫だったそうです。
その住人は猫と犬を一匹づつ飼っていたそうですが、引っ越しに際して、犬だけ連れて行き、猫は置いていったそうです。それがスガちゃんです。

スガちゃんは地域猫になりました。
とても愛想の良い猫で、近所の人、道行く人、多くの人に愛され、気に掛けられていました。

張り紙の上には3つの花束が手向けられています。

中の一つには、鰹節も供えられていました。

私もスガちゃんが、寒い中、野垂れ死にしたのではなく、暖かい病院で、手当を受け、見守られて亡くなったのだと知って、さみしいながらもホッとしました。

スガちゃん、長い間、みんなを暖かい気持ちにさせてくれてありがとう。

最後まで面倒をみて、スガちゃんを病院に連れて行ってくれた人にも感謝です。