緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

茶綿、緑綿

2019年03月13日 | ボランティア
久しぶりに文化財収蔵館のボランティアに行ってきました。
でも3月ですから子供達への出張授業はもうないんです。
この日はボランティアの研修でした。

私は久しぶりに機織。
配色、もう少し考えたらよかった。

この日、初めて見たのは茶綿と緑綿。
通常、綿の色は生成り色ですが茶色や緑もあるんだそうで、以前に育てていたのを綿繰りしました。

これは採取した状態の緑綿。

綿繰りして種を取るとこうなります。

茶綿の綿繰りの様子。糸繰機を通すと種だけ手前に落ち、向こう側に種の取れた綿が溜っていきます。

茶色の綿、ミーちゃんの毛の色と一緒 
触るとツルツルした感じ。
和綿と全然違います。アメリカ産の綿なんだそうです。

この後、カーダーという機具で綿をフカフカに梳く作業があります。要するに綿打ちです。
それが終わってやっと糸紡ぎです。

茶綿の糸紡ぎもやってみましたが、ツルツルしていて、糸車を回しているとゴソッと綿を持って行かれたりします。
和綿の糸紡ぎよりはるかに技術が要ります。

文化財収蔵館ではそうやって作った茶綿や緑綿の糸は染色しないで、そのまま使うんだそうです。
以前は文化財収蔵館で茶綿や緑綿の栽培もやっていたのだそうですが、圃場がそれほど広くなく、数年経つと和綿と交雑してしまって色のついた綿が採れなくなったんだそうです。

研修も終わって帰り道、私が「今年のイカナゴはまだ安くならないのかしら」と言うと「みどりさん、作るのなら早く買わないと。大阪はもう漁は終わった」と言われてしまいました。
播磨の方はまだ終わっていないようですが、それもどうなるかという感じだそうです。

あわててスーパーで買いましたがキロ5000円 
お墓を見て貰っている親戚に毎年送っているので、今年だけ送らないわけにもいかず買いました。
その夜、くぎ煮を作りました。

自分ちの分は買えそうにないです。